FC東京 敵地でドロー…まずまずの船出 長谷川監督「悪くない」

 「アジアCL・1次リーグ、蔚山1-1FC東京」(11日、蔚山)

 東地区が開幕して1次リーグが行われ、F組でJ1昨季2位のFC東京は敵地で蔚山(韓国)と1-1で引き分けた。0-0で迎えた後半19分にFWディエゴオリベイラが先制点を決めたが、同37分にMFアダイウトンのオウンゴールで追い付かれた。ACLには東アジアと西アジアから16ずつ計32チームが参加。東西に分かれて1次リーグを行い、各組4チームのうち2位までが決勝トーナメントに進む。

 4年ぶり3度目となるアジアへの航海は、まずまずの船出となった。魅惑のブラジル人3トップが輝きを放ち、12年大会覇者相手に引き分け。長谷川監督は「敵地で勝ち点1を取れたので、スタートとしては悪くない」とうなずいた。

 今季取り組む4-3-3の新布陣も機能。「前半は硬さもあって攻撃でいい形をつくれなかったが、後半は修正できた」と指揮官。試合が動いたのは後半19分、新たに結成された最前線が躍動した。アダイウトンが体の強さを生かしてロングボールを頭で落とし、受けたFWレアンドロが高い技術でスルーパス。これをディエゴオリベイラが巧みにゴールに流し込んだ。

 開幕前の沖縄キャンプ。MFアルトゥールシルバを加えたブラジル国籍の4選手は練習会場の行き帰りも仲良く自転車で移動。厳しい練習の合間には互いに冗談を言い合った。そうした日々によって磨かれた、あうんの呼吸で生み出した貴重な先制点だった。

 試合終盤の失点で白星こそ逃したが、今後につながる勝ち点1を持ち帰ることに成功した。

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