「赤き血のイレブン」浦和南高元監督の松本暁司氏が死去 元日本代表、85歳

 サッカー元日本代表で、浦和南高監督として高校サッカー史上初の3冠を達成した松本暁司氏が2日、心臓疾患のためさいたま市内の病院で死去した。85歳。葬儀・告別式は8日午前10時半からさいたま市浦和区駒場2の3の4の蓮昌寺会館で。喪主は長女・宍戸初穂さん。

 現役時代GKとして1958年に日本代表歴のある松本氏は引退後に指導者となり浦和南高を全国屈指の強豪に育て上げる。69年度には高校選手権、高校総体、国体で優勝し、史上初の高校3冠を達成した。同校は梶原一騎原作の漫画「赤き血のイレブン」のモデルにもなった。

 教え子でもある日本協会の田嶋幸三会長は「松本先生は、埼玉サッカーの黄金期を支え、浦和南高校のみならず、埼玉、そして日本の高校サッカー発展のために尽くされました。それは、多くの日本代表選手を輩出したという結果に表れていると思います。先生のサッカーに対する情熱から多くのことを学びました。サッカーを見る目、試合を読む力に卓越したものをお持ちで、私自身、選手や指導者として、また、日本サッカー協会を運営する上で多大なる影響を受けました。今の私があるのもひとえに先生の薫陶のお陰です。感謝の気持ちを言葉で言い尽くすことはできません。心からご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

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