神戸、連敗止めた 4発で令和初星 ウェリントン2発!三田&ビジャ弾
「明治安田生命J1、神戸4-1湘南」(26日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸が湘南に4-1で快勝して7連敗でストップした。広島は浦和に圧勝し、連敗を5で止めた。川崎が大分との上位対決を1-0で制し、勝ち点26で2位に浮上した。大分は8試合ぶりの黒星で同24。
長い暗闇をついに抜けた。神戸が大量4得点で3月30日のG大阪戦以来57日ぶりの勝利を挙げ、公式戦の連敗を9、リーグ戦の連敗を7で止めた。欠場のMFイニエスタに代わって主将を務めたMF山口は「長かった」と言葉に実感を込めた。
試合前には急きょ作製された「出し尽くす」と書かれたマフラータオルを、選手がゴール裏サポーターへ投げ入れた。会場の後押しを受け、言葉通り気迫に満ちた試合を見せ、山口は「戦うことが持ち味の湘南を上回って、結果を残せてよかった」と胸を張った。
24日にクラブハウスを訪問した三木谷会長は、この日も選手が集合した宿舎を訪れ、2度の“電撃訪問”でチームを激励した。
左FWで躍動したビジャが3試合ぶりのゴールを奪い、途中出場で5試合ぶりに復帰したFWポドルスキがアシストを決めた。“VIP”の復権は近い。「負けに慣れることはない。今後の分岐点になれば」とビジャは表情を引き締めた。神戸の総力でつかみ取った勝利を、ただの1勝に終わらせない。