「サッカー、Ｕ－１９アジア選手権・日本２－０インドネシア」（２８日、ジャカルタ）

　サッカーのＵ－１９アジア選手権は２８日、ジャカルタで準々決勝が行われ、１次リーグＢ組１位の日本はＡ組２位の地元インドネシアを２－０で下して４強入りし、２大会連続となるＵ－２０Ｗ杯出場を決めた。日本は前半４０分にＤＦ東俊希（広島ユース）の見事なミドルシュートで先制。後半は守勢に回る時間が続いたが、ＦＷ宮代大聖（川崎ユース）が決めて突き放した。Ｕ－２０Ｗ杯は来年、ポーランドで開催される。

　日本が前評判通りの強さで世界への挑戦権を得た。立ち上がりから攻めあぐね、カウンターで脅かされたが、Ｊ１で実績を積むＭＦ斉藤未（湘南）やＤＦ橋岡（浦和）が固める守備陣が要所を締める。前半４０分に東が約３０メートルのミドルシュートを突き刺し、先行した。

　後半はＧＫ谷（Ｇ大阪）が直接ＦＫを好セーブ。後半２５分に逆襲から右を崩し、宮代が久保（横浜Ｍ）の折り返しを押し込んで大勢は決した。

　１次リーグから毎試合、先発を入れ替えて４連勝。この日もＪ１で活躍する田川（鳥栖）らが控えに回るなど選手層は厚い。影山監督は「次は目標を一つ上げて、優勝を持ち帰りたい」。東京五輪での活躍も期待される世代が、２連覇へと歩を進めていく。