パチューカ・本田、右ふくらはぎ大丈夫弾!31日W杯予選豪州戦へ弾み

 「メキシコ1部リーグ、パチューカ4-1ベラクルス」(22日、パチューカ)

 メキシコ1部リーグ、パチューカに加入した日本代表FW本田圭佑(31)は22日、ホームのベラクルス戦でデビューし、初ゴールを決めた。試合は4-1で快勝した。右ふくらはぎの肉離れで開幕から5試合ベンチ外だった本田は3-0の後半12分に投入され、27分に左足ミドルシュートを決めた。勝てばW杯出場が決まるアジア最終予選・オーストラリア戦(31日、埼玉)が目前に迫る中、頼れる男がピッチに戻ってきた。

 迷いなく左足を振り抜くと、グラウンダーの強烈なミドルシュートが鮮やかにゴールネットを揺らした。降り注がれる本拠地の大歓声。本田は背番号「02」を指さしてアピールしながら歓喜に浸った。「興奮した。チームも勝てたし、言葉にならない」。デビュー戦で名刺代わりの初ゴール。日本代表の大黒柱が華々しくピッチに帰ってきた。

 後半12分。途中交代でトップ下に入ると、持ち前のキープ力を生かして中盤にリズムを作る。3人の交代枠を使い切った後に負傷退場者が出た局面では、カウンター要員として左FWへ。そして迎えた同27分。味方のスルーパスを引き出し、絶妙なボールさばきで追う相手選手を振り切って、4点目を奪い取った。

 ずっとこの時を待っていた。

 7月の入団直後に右ふくらはぎ肉離れを発症して出遅れ、「なかなかプレーできずにいらいらしていた」と明かす。「刺激的なチャレンジ」と位置付けた新天地メキシコ。一日も早く自らの力を証明したかった。「ゴールだけでなく、前線へ鋭いパスを出した点は評価できる」とはアロンソ監督。随所で披露した高い技術で「HONDA」の存在感を見事に示した。

 W杯アジア最終予選のオーストラリア戦が約1週間後に迫る中、日本代表にとってもこの奮闘ぶりは頼もしい。「(患部に)問題ないということは(代表スタッフにも)伝わっているのではないかと思う」。鋭く、力強いまなざしで本田は前を見据えた。

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