異色のフットボーラー加藤恒平が初代表 “ハリル好み”のボランチ

 代表初招集となった加藤恒平
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 日本サッカー協会は25日、都内のJFAハウスでキリンチャレンジ杯・シリア戦(6月7日・味スタ)とW杯アジア最終予選・イラク戦(同13日・テヘラン)に臨む日本代表メンバー25人を発表した。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は、ブルガリア1部でプレーするMF加藤恒平(27)=ベロエ・スタラザゴラ=を新戦力として初招集した。

 ハリルホジッチ監督は加藤について「皆さんあまり知らない選手だろうが、1年かけて追跡してきた。スタッフがブルガリアで4試合視察している。ボールを奪う能力に長け、後ろからの組み立てもできる」と抜てきの理由を説明した。

 2012年にJ2町田を退団後、東欧のクラブを渡り歩いた異色のフットボーラー。ボール奪取に優れた“ハリル好み”のボランチだ。

 ハリルホジッチ監督は中立国イランで開催されるイラク戦での焦点に「ボールを奪うところでアグレッシブに戦う必要がある」と強調する。また、グラウンド状態が良くなく、テクニックに頼ることはできないと見ている。中盤の中心に考えているMF今野(G大阪)が負傷明けであるため、バックアップの選手として加藤に期待するところもある。

 「直接私の目で見て能力を判断したい。すぐにプレーさせるとは考えていない」とも話した。

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