カズ、今季初先発もシュート「0」
「J2、横浜FC2-0山口」(20日、ニッパツ三ツ沢球技場)
横浜FCの元日本代表FW三浦知良(49)が山口戦で今季初先発し、自身が持つJリーグの最年長出場記録を49歳0カ月23日に更新した。後半10分で退き無得点だったが、チームは2-0で勝ち、今季初白星を挙げた。C大阪は山形を1-0で下し、4連勝。熊本は北九州と1-1で引き分けて開幕からの連勝が3で止まった。
今季初先発はシュート0で終わったが、カズの表情は明るかった。「こういう試合をやりながら、勝っていきながら成長したい」と初白星を喜び、自分自身も「少しずつペースになれていきたい」と前向きだった。
FWイバとのコンビでこぼれ球を狙ったり、スルーパスを引きだそうとしたりと意欲的に動いた。後半10分で退いたものの、その後、小野瀬が2得点を奪った。
フットサルの12年W杯タイ大会でともに戦った同日本代表のミゲル・ロドリゴ前監督が、帰国前の別れのあいさつに来ていた。日本で再び仕事をすることを希望した戦友に対して「10年待つつもりですけどね。60(歳)まで」と、カズ流のはなむけの言葉を送った。