ドルト1位通過も香川はパスミス連発

 「欧州CL・1次リーグ、ドルトムント1-1アンデルレヒト」(9日、ドルトムント)

 A~D組の最終戦が行われ、D組は香川真司(25)のドルトムント(ドイツ)がアンデルレヒト(ベルギー)と引き分け、勝ち点13の1位で決勝トーナメントに進んだ。先発した香川は後半39分に交代。アーセナル(イングランド)が2位で通過した。B組は柿谷曜一朗(24)のバーゼル(スイス)がリバプール(イングランド)と引き分け、勝ち点7で2位突破、柿谷はベンチ外だった。1位は2連覇を狙うレアル・マドリード(スペイン)で勝ち点18。A組は前回準優勝のアトレチコ・マドリード(スペイン)とユベントス(イタリア)、C組はモナコ(フランス)とレーバークーゼン(ドイツ)が16強入りした。

 ドルトムントが先制した直後、香川が相手のマークをかわして放ったシュートはゴールの枠を大きく外れた。背番号7はいらだたしそうに右足を蹴り上げ、天を仰いで叫んだ。引き分けでD組1位通過を決めた試合は欲求不満がたまる内容。「ミスが続いて積極的にプレーすることがなかった。難しかった」と顔をしかめた。

 前半4分のカウンター攻撃でインモビレのシュートを引き出すなど好プレーもあったが、パスミスからピンチを招く場面の方が目立ち、3本のシュートはいずれも枠外へ。何度もあった追加点の好機を香川らがものにできず、チームは終盤の失点で勝利を逃した。

 失意を味わったマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)から3季ぶりに古巣のドルトムントに復帰したが、ここまで得点はリーグ戦とドイツ・カップ2回戦で1点ずつ挙げただけ。5日の国内リーグは出番がなかった。かつてのエースに注がれる視線は厳しさを増している。「結果が出ない中でナーバスになりつつある。それをどう打ち破るか」と神妙な表情だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス