伊紙が本田に「昨季はスクーター」
イタリア1部リーグ(セリエA)、ACミランの日本代表МF本田圭佑について、17日付ガゼッタ・デロ・スポルト紙は「ホンダのスイッチを入れてミランをスタート インザギ監督がカギを握る」と今季の展望を掲載した。
同紙は「昨シーズンの本田は(車ではなく)スクーター並みだった」と自動車メーカーのホンダにひっかけてスピード不足を指摘。セードルフ前監督の下で2列目の右サイドをこなさなければならず苦心したが、プロ精神で乗り切ったと評した。
今季については有利な点と不利な点がそれぞれ一つずつあるとし、すでにセリエAのサッカーを理解しており、チームメイトをよく知っていることが有利な点とした。不利なのはインザーギ監督が4-3-3のフォーメーションを用いるため、本田が望むトップ下のポジションでのプレーが難しいこと、また3トップの右サイドとして新加入のメネス、若手のニヤングなど強力なライバルとの競争に勝たなければならないとした。そしてインザーギ監督は、右サイドでの左利きの本田の起用を好んでいるとしている。
記事では「さぁ、スクーター本田号を“駐車”してはいられない。サーキットのコース(イタリアのサッカー)はよく知っているのだ。そう考えればすべてがよりシンプルになるはず」と、セリエA2年目の本田にエールを贈る文章で締めくくっている。