スペイン紙「アギーレジャパン」報じる

 アルベルト・ザッケローニ監督の退任が決まったサッカー日本代表の新監督に今季スペイン1部エスパニョールを率いたハビエル・アギーレ氏が就任すると30日のスペイン各紙が報じた。

 マルカ紙では2018年ロシアW杯まで契約は4年と報じた。アギーレ氏は東京に移り住み、最初の目標は、連覇のかかる15年にオーストラリアで開催されるアジア杯としている。また、アギーレ氏には他国からのオファーもあったと伝えている。

 アス紙も同様に契約は18年まで。7月末に就任発表を予定と報じている。アギーレ氏が母国メキシコ代表に続いて2カ国目の代表指揮官となることなども伝えている。

 エル・ムンド・デポルティボ紙はアギーレ氏の経歴などを詳しく紹介。同紙によると、メキシコ市出身だが、祖先はスペインバスク地方からの移民で「エル・バスコ(バスク人)」というニックネームがある。

 選手時代はMFとして1974年から92年までプレー。クラブ・アメリカ、グアダラハラ(以上メキシコ)などに所属した。86年のオサスナ(スペイン)当時には相手選手からタックルを受け、右足頸骨と腓骨を骨折。メキシコ代表では59試合に出場し、14得点を決めている。86年メキシコW杯(ベスト8)のメンバーであったことなどを伝えている。

 現役引退後はメキシコチームのアシスタントとして94年米国W杯に参加。監督として最初に率いたチームは母国のアトランテ。降格回避を達成し、その後2年、勉強のためスペインへ渡った。98年にパチューカ(メキシコ)と契約、99年冬のチャンピンに輝いた。01年からはメキシコ代表監督に就任し、02年日韓W杯でベスト16入りした。

 02年W杯後に選手としてもプレーしたオサスナの監督に就任。4シーズン指揮してチームの国王杯決勝進出とUEFA杯(当時の名称)への出場権獲得した。05-06季にはクラブ史上最高のリーグ4位となりチャンピオンズリーグ予備戦にも参加している。

 以降はアトレチコ・マドリード(スペイン)、メキシコ代表、サラゴサ(スペイン)を指揮。今季率いたエスパニョールでは早々に事実上の1部残留を決めて続投が有力視されていたものの、シーズン終盤に差しかかるにつれてトーンダウン。噂として日本代表の指揮を執る可能性がささやかれていた。

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