アトレチコvsバルサ最終戦で優勝決定
サッカースペインリーグの各試合が11日行われ、アトレチコ・マドリードとバルセロナが次節最終戦で優勝を賭けて戦うことになった。
首位アトレチコは1部残留を争うマラガとホームで対戦し、先制を許したものの同点に追いついた。一方のバルセロナはアウェーでこちらも降格回避を目指すエルチェを相手に得点を奪えず無得点ドローに終わった。両チームはリーグ戦の最近2試合でともに勝ち星なしとシーズンの蓄積疲労からペースダウンしている。
最終戦は勝ち点3のリードがあるアトレチコは引き分け以上で優勝、一方のバルセロナは勝てば逆転タイトルと、ともに自力優勝の可能性がある。アトレチコのシメオネ監督は「リーグ最終戦でバルセロナ戦、リスボンのチャンピオンズ決勝と最高の形でシーズンを終える」と状況を前向きにとらえる。バルセロナのマルティノ監督は「素晴らしいシーズンではなかったが、ファンのサポートを受けることでタイトル獲得の可能性が高くなる」と本拠地での試合を有利に運びたい考えだ。
なお、レアル・マドリードはセルタ戦で2つのミスにより2-0で敗戦。FWクリスチアノ・ロナウドやMFディ・マリアら複数の主力を欠いていたとはいえ、最近3試合を2分け1敗とし“終戦”。勝っていれば残されていた優勝の可能性をフイにした。