レアルはカカ切ってCロナ引き留めへ

 サッカースペインリーグ、レアル・マドリードが冬市場でブラジル代表MFカカを何が何でも放出するつもりであることが29日、分かった。ポルトガル代表FWクリスチアノ・ロナウドの年棒アップのために資金確保の必要性があるため。例え移籍金収入がなくても放出する方針だとスペイン紙マルカが報じた。

 カカに対しては米MLSレッドブルと母国ブラジルのコリンチャンスが獲得に積極的な姿勢を見せている。出場試合が今季ここまで8試合と少なく、選手の市場価値は下がっているが、それもでRマドリードは放出に動くようだ。

 仮に移籍金収入がなくても来年1月に手放せば、今季残りと契約終了まであと2年ある状況で支払い予定の年棒総額2500万ユーロ(約26億7000万円)の支払い義務がなくなる。この資金をC・ロナウドの年棒アップ分に回す考えで、契約改定後ロナウドの年棒は少なくとも1500万ユーロ(約16億円)になるといわれる。

 以上はあくまでRマドリードの青写真で、カカ本人は現チームでの活躍を望んでいるといわれている。27日の国王杯ではサブ組プラス2軍選手で構成されたチームに招集すらされていない“窓際措置”を受けているだけに、新天地を探すか、極めて限られた状況で評価見直しを狙うかの岐路に立たされている。

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