【新日本】ケニー・オメガ電撃襲来、IWGP王座防衛の辻陽太をKO→挑戦表明「ツジが失礼で正直ショック」11・3広島で3WAY戦を提案「棚橋社長とゆっくり話す」
「プロレス・新日本」(12日、両国国技館)
IWGPヘビー級選手権試合が行われ、王者の辻陽太(33)、今夏のG1クライマックス覇者・大岩陵平(27)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。35分10秒の大激闘を制したが、試合後に元IWGP王者で現AEWのケニー・オメガ(43)からVTRメッセージが届き、挑戦を要求された。それを一蹴した辻だったが、直後に国技館に電撃登場したケニーに襲撃を受けてKOされるという衝撃の結末が待っていた。
手に汗握る死闘の余韻をかき消すように、リング上でまさかの光景が広がった。辻が「G1覇者とIWGP王者の頂上決戦をもぎ取ったのはこの俺だ。誰も文句はねえだろ。このIWGPこそが新日本最高で、プロレス界最高なんだよ。誰に何と言われようと、俺が新日本を先頭で引っ張って、今からやってくる黄金時代を両肩に抱えて、このセルリアンブルーのリングに堂々と立っている。お前ら、覚悟はいいか?」と大会を締めくくったが、テーマ曲がストップして場内が暗転。大型ビジョンに映し出されたのはケニー・オメガだった。
場内がどよめきと歓声に包まれる中、ケニーは「俺が愛するニュージャパンは最近調子がいいらしいじゃないか。今年のG1決勝戦は素晴しかったそうだな。世界に誇れる王者もいるしな。ヨータ・ツジ、お前のことだよ。正直、俺は少し混乱してるんだ。ヨータ・ツジ、AEW(と新日本の合同興行)の『Forbidden Door』に来るのが嫌でアメリカに来なかったヨータ・ツジだろ?そんなヤツがIWGP王者だって?IWGPの“International”は世界のことだろ?お前は世界を渡り歩く覚悟もなく、外の世界がどんなものか知らず、世界王者と名乗るのか?ならば俺がどんなものか見せてやろう。(新日本と)AEWとは五分と五分の関係なんだろ?俺が挑戦をつきつけよう」と予告した。
辻はニヤリと笑い、「おいおいおい、ケニー・オメガさんよ、あんたが新日本で一時代を築き、世界に誇れるレスラーだと認める。でもな、調子乗ってんじゃねえよ。このベルトは新日本で戦う誰もが手にしたいんだよ。練習生がこのベルトを目指して1からスクワットしてんだよ。ビデオレター送ったくらいでIWGP挑戦を認めるわけがねえだろ!お前がそれでもこのベルトが欲しいって言うなら、まずは日本に来てからだ。話はそこからだ」と一蹴。ボルチン・オレッグ(33)が次期挑戦者として名乗り出たが、ここで花道を駆けてきたのはAEWのジャージーに身を包んだケニーだった。
電撃登場に場内は騒然となる中、ケニーはボルチン、辻をドラゴンスープレックスで蹴散らした。さらに辻をVトリガー(ニー・アタック)で打ち抜くと、必殺技の片翼の天使までさく裂させてIWGP王者をKOした。
歓声とブーイングを浴びる中、マイクを持った大物刺客は「やれやれ、せっかく日本まで来たのに、お前らの王者、ヨータ・ツジがえらそうな失礼なコメント出すなんて、正直ショックだよ。だってさ、俺は新日本のレジェンドですよ?今から社長さん、棚橋さんとゆっくり話します」と、あきれ顔で予告した。
さらにバックステージでも「ヨータ・ツジをぶっ飛ばすだけじゃなく、目標は(IWGPの)ベルトを取ること」と改めて挑戦を表明した上で、11月3日の広島大会でボルチンを含めた3WAY戦を行うことを提案。「3WAYはちょっと世界的なフレーバーだからね。もし俺が勝ったら、ベルトがほしい。私のチャレンジにちゃんと応えてほしい。(広島は)ノンタイトルでもいい。2つの試合でも私が必ず勝って王者になる」と、したたかに笑った。
