ウルフアロン「とっさに出た」新技で人生初の王座防衛に成功「ゴールドバーグ?僕はゴールドメダルです」24歳ジュニア戦士を返り討ち
「プロレス・新日本」(12日、両国国技館)
NEVER無差別級選手権試合が行われ、王者のウルフアロン(30)が、25年ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア覇者の藤田晃生(24)の挑戦を退け、プロレスデビュー以来初の王座防衛に成功した。フィニッシュ技のアングルスラムは返されたものの、「とっさに出た」という初披露の変形スラム技で3カウントを奪取。体重差約30キロの好戦的なジュニア戦士を返り討ちにした。
約2カ月弱、舌戦も含めて抗争を繰り広げてきた藤田とこの日もバチバチの肉弾戦を繰り広げた。強烈な張り手を何発も食らったが、ウルフも一歩も引かずに応戦。胸にキックを受けても「来い、オラ!」と気迫を全面に押し出した。ジャーマンスープレックスで2度、ブレーンバスターで1度投げられる驚きのシーンもあったが、要所では切れ味抜群の体落としなど柔道技で打開。パワースラムから抑え込み地獄、そして肩固めで締め上げて失神寸前まで追い込んだ。必殺のアングルスラムは3カウント寸前でキックアウトされたものの、直後にブレーンバスターのように抱え上げた後、自分の体重を浴びせながら叩きつける変形スラム技で決着をつけ、ベルトを守り抜いた。
フィニッシュで初披露した新技について「アングルスラムをキックアウトされてしまった時、とっさに出た技」と多くは語らなかったが、かつて米WCWやWWEで無類の強さを誇ったビル・ゴールドバーグの必殺技「ジャック・ハマー」に形が似ていることを伝え聞くと、「は?ゴールド“メダル”です、僕は」と意に介さなかった。
ウルフは今年1月4日のデビュー戦でいきなりNEVER無差別級王座を奪取したが、2月に成田蓮に敗れて陥落。ただ、6月に成田に雪辱を果たし、再び戴冠していた。初出場した真夏の祭典「G1クライマックス」を経て、24歳のジュニア戦士を返り討ちにして初防衛に成功。「今回初めて防衛戦で勝つことができました。対戦相手の藤田晃生にはプロレスでやっていく上で大切なものにたくさん気付かされました」と感謝しつつ、「1歩ずつだけど、このNEVER無差別級にふさわしい人間、チャンピオンになってきたんじゃないかと実感してます」と自負を込めた。
