リオ五輪柔道銅メダルのクジュティナ、RENAに衝撃完勝で日本語あいさつ「ニッポン、アイシテル」阿部詩、角田夏実の元ライバル、RIZIN2連勝でベルト照準「いつでも、誰でも」

 「超RIZIN.5」(10日、京セラドーム大阪)

 女子MMA49キロ契約マッチで、16年リオデジャネイロ五輪柔道女子52キロ級銅メダリストのナターシャ・クジュティナ(37)=ロシア=が“元祖ツヨカワ女王”RENA(35)に2回ギロチンチョークで一本勝ちした。リング上で「私は“クージャ”。RIZINのスーパーアトム級で王者になる」と宣言し、試合前にインターネットで調べたという日本語で「ニッポン、サイコウ、アイシテル、アリガトウ」とあいさつした。

 阿部詩の元ライバルが衝撃の強さを見せつけた。RIZIN元年から女子戦線をけん引してきRENAに対し、1回にスタンドで徐々にプレッシャーを掛けると、組み付いてからは相手をコントロールしながらの膝、さらにグラウンドでも何度も膝をたたき込んだ。2回は開始早々にテイクダウンすると、膝をたたき込みながらダメージを与え、最後はチョークでタップアウトを奪った。

 4月の元王者・浜崎朱加に続き、RIZINで2連勝を飾った五輪メダリストは「(RENAは)あまり印象はない。対戦相手が誰だろうが私のやることは変わらないが、楽しめた」と笑みを浮かべ、「目標は王者になることだけ。次の相手が決まれば、明日でも、来週でもいい。目の前の相手に勝つだけ」と気を吐いた。

 女子スーパーアトム級で絶対王者だった伊澤星花(29)は妊娠のためベルトを返上しているが、「どんな相手だろうが、やりあえる自信がある。伊澤だろうが、誰でも」とニヤリ。「誰だろうが、自分のスタイルで戦える。大島(沙緒里=DEEP女王)だろうが、日程と相手が決まれば戦える。大みそかでも、いつでもいい」と絶対的な自信をにじませた。

 クジュティナは柔道時代、女子52キロ級の世界トップクラスで戦い、阿部詩、中村美里、角田夏実らのライバルだった。「彼女たち(日本代表)は本当に強かった。彼女たちの試合は今でも時間があれば見ています」。12年ロンドン、16年リオ、21年東京と五輪3大会に出場して引退したが、「東京五輪で一つ区切りがついたが、まだ体が動くし、新しいスポーツに挑戦したかった。MMAはすごくしっくりきて、柔道だといろんなルールや制約があるが、MMAは自由で解放してくれる」と転向。米国のATTを拠点に22年にプロ格闘家としてデビューすると、今回でMMA10連勝を飾り、通算11勝1敗とした。

 柔道時代から何度も来日しているが、リング上で日本語も披露した。「日本を尊敬している。日本の寿司は全般的に大好き。試合前は、麺類で一番好きなうどんを食べた。試合後は寿司が食べたい。あと、和牛を食べたことがないので、和牛を食べたい。昨日はたこ焼きを食べました。おいしかったけど、非常に熱かった」と、お茶目な顔もかいま見せた。

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