さらばガッツ石松さん 6月2日に死去、希代のスターお別れ会に600人 最後はみんなで「OK牧場」具志堅さん「いまだに意味が分からない」
6月2日に肺炎のため76歳で死去したプロボクシング元WBC世界ライト級王者でタレントのガッツ石松(本名・鈴木有二)さんのお別れの会が2日、東京・後楽園ホールで開かれた。ライト級で日本初の世界王者になり、引退後はタレント・俳優としても幅広く活躍した故人をしのび、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(33)=大橋=ら新旧の世界王者約40人や、芸能関係者など約600人が参列。元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高さん(71)は涙で声を震わせ、早すぎる別れを惜しんだ。
拳闘を愛し抜いたガッツさんを、ボクシング界総出で見送った。聖地・後楽園ホールには遺影と献花台が設けられ、祭壇にはガッツポーズを模したグローブ型のモニュメントが設置された。前方に建てられた本物のリングには、三度笠&かっぱという現役時代の入場衣装が飾られた。
ガッツさんが初代会長として設立した「プロボクシング世界チャンピオン会」からは、ファイティング原田さん(83)や王者になったばかりのWBA世界バンタム級・増田陸(28)まで多くの面々が参列。芸能界からも多数駆けつける中、最後は全員でガッツポーズをしながら「OK牧場」の大合唱で明るく別れを告げた。
公私ともに親交の深かった具志堅さんは、地元・沖縄滞在中に訃報を聞いたといい「ホテルの部屋でずっと泣いていた」と明かした。自身がプロデビュー直前の18歳の頃、ガッツさんが所属していたヨネクラジムに出稽古に行ったのが最初の出会いだったという。
タレントとしても大活躍したガッツさんの後を追い、輪島功一さんと3人でバラエティー番組に共演したことが思い出と述懐。「ゴルフもたくさんした。ドラマ、映画、バラエティーと、ガッツさんのように頑張るのが目標だった。一番の大先輩」と感謝を述べた一方で、「いまだに『OK牧場』の意味が分からない」とツッコミも入れ、笑いを誘った。
帝拳ジムの浜田剛史代表(65)は、ガッツさんについて「(ライト級)5度の防衛は今では考えられない快挙。バラエティー(の印象)が強すぎて伝わらないが」と、ボクサーとしての偉業を絶賛。「電話の最後は必ず『OK牧場』と言って切られた」と、懐かしそうに振り返った。
