井上尚弥「軽いノリで」同郷小学生相手にミット持つ神対応「いい思い出になるかなと」予定外の飛び入り参加で30分間行列途切れず大盛況

小学生を相手に笑顔でミットを持つ井上尚弥
小学生を相手に笑顔でミットを持つ井上尚弥
座間市のイベントで、小学生を相手に笑顔でミットを持つ井上尚弥
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 ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(33)=大橋=と、WBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=が27日、出身地の神奈川県座間市で行われたイベント「ざま井上兄弟キッズチャレンジフェスタ」に出席した。参加した150人の小学生と質疑応答を行った後、それぞれのベルトを触らせたり、さらにミット打ち体験では尚弥の発案で世界王者自ら約30分ミットを持ってパンチを受けるという神対応でイベントを盛り上げた。

 ボクシング体験の時間に尚弥が動いた。ミット打ちのエリアに飛び入りで参加すると自らミットを持ち、小学生1人1人に声を掛けながらパンチを受けた。その後、拓真もミットを持って参加。ほとんどの子供がボクシング未経験者ながら、現役世界王者を相手にパンチを打ち込んだ後は一様に笑顔で、一度終わった後も並び直し、長蛇の列は途切れることがなかった。

 イベントを終えた尚弥は「子どもたちも楽しんでくれて、夏休みの思い出をつくれたのはよかった。地元の子どもたちからしたら、テレビに出ている(同郷出身の)スポーツ選手の自分たちと触れ合える機会はいい経験になるかなと」と語った。急きょミット役を務めたことについては、「最初(の予定)は30分の体験コーナーを僕らは(会場前方に)座って見ているだけだった。(ミット打ちを)見て色々アドバイスをしていくっていう話だったんですけど、実際にミットを持って触れ合えた方が子供たちもいい思い出になるかなと思って。ま、そんな軽いノリです」とニヤリ。「子供たちが今日(参加して)どう思ったか。夏休みの思い出の1つとして、どれだけの思い出になったかっていうのが大事」とうなずき、拓真も「先に兄がミット持ちをやってたので、それになんか便乗して触れ合えたらなっていう感じです」と同調した。

 イベントは申し込み総数462人から抽選で選ばれた座間市在住の小学生150人が参加した。質疑応答のコーナーでは、子どもから現在の目標を聞かれ、尚弥は「今33歳で、プロボクサーという職業をできるのも残り数年。小学1年から始めたボクシングを辞めたときに、良かったと思えるような引退の時を(迎えられることを)目標にこれからやっていきたい」と本音で語った。

 また、拓真は昨年11月に世界王者に返り咲き、元世界4階級制覇王者の井岡一翔(37)=志成=を撃破して初防衛に成功。9月27日に那須川天心(27)=帝拳=との再戦が決まったが、その後の展望として「今ベルトを1本しか持っていない。兄みたく、4本集めたいのが目標」と決意を込めた。

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