ボクシング 23歳・尾崎優日、アジア王座奪還も元世界王者プロモーターが“愛の苦言”「4点」「センスの塊なので納得いかない」世界見据え地域王座統一戦も視野

WBOアジアパシフィック王者に返り咲いた尾崎優日
WBOアジアパシフィック王者に返り咲いた尾崎優日(左)だが、大会プロモーターの伊藤雅雪氏からは叱咤を受ける
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王座決定戦」(15日、後楽園ホール)

 前王者の尾崎優日(ゆうが、23)=ワールドS=が同級2位のジェリー・フランシスコ(フィリピン)を6回終了TKOで破り、返上していた同王座にダイレクトで返り咲いた。戦績は10勝(8KO)1分け。

 今回「ザ・フラッシュ」の異名を授かった尾崎は、初回から高速の足さばきで相手を翻弄(ほんろう)し、電光石火のカウンターで圧倒。あまりのスピードに相手のパンチは空を切り、さらに尾崎を見失って足が絡まってつまずくなど、一方的に何もさせないまま推移した。仕留めきることはできなかったが、6回終了時に相手陣営が棄権を申し出たためTKOでベルトを奪還。「勝てたことはホッとしている」と胸をなで下ろしつつ、「足が武器なので、よくも悪くも足で外せたが、足で外してカウンターというワンパターンから抜けられなくなった。相手のパンチをかいくぐる中で、井岡(一翔)選手じゃないが小さいパンチを当てていかないといけないなと試合中にひらめきがあった。収穫の多い試合だった」と反省も口にした。

 大会プロモーターで元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪代表(35)は「4点」と辛口評価で、「片りんは見せたが、もっとできるのに。バックステップして(かわして)最初はそれでいいけど、(カウンター狙い一辺倒の)待ちのボクシングになっていた」と苦言。「今日の(内容)では世界はない。できる、できないは別にして。まずはこの階級で日本人1番になる必要がある」と地域タイトル統一戦などのプランを明かし、「センスの塊だと思うので、今日の試合では納得いかない」と“愛のムチ”を振るった。

 叱咤激励を隣でうなずきながら聞いていた尾崎も「(目標は)世界と口にしていたからこそ、今日の内容はガッカリしている」と話し、「埋めていかないといけない穴がいっぱいある。(課題に)向き合って強くなっていきたい」と発奮していた。

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