新日本×DDT対抗戦で竹下幸之介が電撃登場 賛否両論「3団体所属」真意を涙のパワポ熱弁「プロレスが一番面白い世界つくる」生尻露出の乱戦も大団円
「プロレス・DDT×新日本」(8日、後楽園ホール)
新日本プロレスとDDTによる「一面対抗戦」が昨年に続き開催され、今年は5対5の勝ち抜き団体戦が行われた。矢野通(48)と高木三四郎(56)による大将戦に突入したが、DDT側の“凶器”としてKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介、31)が電撃登場。しかし、新日本&米AEWの3団体所属でもある竹下を新日本側も投入し、どっちつかずの立場となったため、試合中止。ただ、最後は孤軍奮闘となった高木をスタナーでKOした竹下が1人勝ち名乗りを受けた。
前日、新日本のジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で感動的な初優勝を飾ったばかりのYOH(37)が変態仮面のような衝撃的なコスチュームで生ケツまで露出し、ヤングライオンたちが男色ディーノの唇の餌食となる大乱戦となったが、主役は凱旋(がいせん)帰国したAEWインターナショナル王者だった。
大歓声の中で電撃登場した竹下は、両軍それぞれの秘密兵器として“Wブッキング状態”となったため、かねて賛否がうずまく3団体所属の是非が再び俎上にのぼった。「どちらかを選べ」と恩人であるDDTの高木、新日本の棚橋弘至社長(49)によるプレゼン合戦の末、どこかの恋愛リアリティー番組を思わせる“ファイナルローズ”を渡す流れとなったが、決めかねる様子の竹下は2人に手渡そうとしたため、対抗戦首謀者である矢野とスーパー・ササダンゴ・マシンが激怒。2人を相手することになったが、竹下が必殺技のレイジングファイヤーで矢野を粉砕した。
竹下は用意してきたというパワーポイントを使って、3団体所属の真意を改めてファンに熱弁。「なぜ3団体所属をしているのかというと、理由はシンプルです。プロレスをもっとたくさんの人に届けたい。多くの人に見てほしいから」と説明し、「一面対抗戦は団体対抗戦ではなく“一”番“面”白い対抗戦なんですよ。僕も(エンタメでは)ゲームも毎日するし、今季のアニメも見ているし、お笑いも米国で見て元気をもらっているし、スポーツも最近は阪神タイガースを応援するようになって楽しいんですけど、でも結局一番面白いのはプロレスなんですよ。これだけは譲れない」と力説した。
プロレスをさらに盛り上げるアイデアも披露し、「DDTと新日本もスタイルが全然違うし、2つの団体でもこんなに面白い。なんなら全ての団体を取り込んでムーブメントを起こせば、絶対にもっとプロレス界が盛り上がると思う」と持論を展開。「そのために僕自身がまず世界一のプロレスラーにならないとダメなんですよ。そのために今も米国に住んで、世界で戦ってます。(日本で)地方巡業に出てほしいとか、日本でももっと試合を見たいとかいう声もわかってるし、応えたいが、もっと先の未来のプロレス界のために、今僕が最前線、最先端で戦って、その世界をつくるためにもう少しだけ世界で戦う時間をください。絶対に世界一になって、世界のプロレス界を統一して『プロレスこそが一番面白いんだ』と胸を張って言える世界を僕は絶対につくります」と、涙を浮かべながら約10分間にわたって演説した。
さっきまで生ケツが露出していたとは思えないほど静まりかえった会場で、熱い話に耳を傾けたファンからは大きな拍手が起こった。ただ、なぜか1人激高した高木だけは孤軍奮闘で全員と戦うことになり、最後は「世界のてっぺんをとれ。そして、日本のプロレスを盛り上げろ」と言い残した恩人を、竹下がスタナーで葬って3カウント奪取。17歳から所属しているDDT、昨年から所属している新日本の両軍からエールを送られる形で締めくくり、会場の誰もが何の戦いだったのかの記憶を失って大団円で幕を閉じた。
