矢吹正道 改めて3階級制覇にも意欲「モロニー選手が対戦してくれるのならいつでもやりたい」
2度目の防衛を果たしたボクシングのIBF世界フライ級王者・矢吹正道(33)=緑=が試合から一夜明けた7日、中部国際空港内施設で会見した。右目周辺にフルラウンドの攻防を物語るあざが残るものの、一睡もせずに会見に臨んだ。同級3位のレネ・カリスト(31)=メキシコ=から初回に2度のダウンを奪いながら仕留めきれなかった試合を振り返り「ああいった展開になった時に、もっと(対応できる)引き出しを増やしていきたい」と成長を誓った。
前夜は宿泊地周辺に営業している飲食店がなく、コンビニのイートインでカップ麺(シーフード味)をすすっていたところ、王者に気づいたファンから声をかけられ、写真撮影などに応じたという。今後の展望としては改めて他団体王者との統一戦、スーパーフライ級での3階級制覇を希望した。時期として「10、11、12月頃かな」と年内を望む。試合後にはIBF世界スーパーフライ級の新王者となったアンドルー・モロニー(35)=オーストラリア=が控室を訪れ、ベルトを肩に写真に納まった。対戦要求ともとれる行動に「同じ階級でも上の階級でもチャンピオンと戦えるのなら誰でもいい。モロニー選手が対戦してくれるのなら自分はいつでもやりたい」と熱望した。
モロニーがウィリバルド・ガルシア(36)=メキシコ=に2-0の判定勝ちした試合は、自身の試合前でしっかり見ていないため、「中谷(潤人)選手と12ラウンドまで戦った印象しかなくて、テクニックのある選手」と語る。スーパーフライ級に上げる場合は取り組むべき課題も把握しており、「当日計量を見てもモロニー選手は56キロくらいある。自分は56キロなら体が重いと感じる」と肉体改造の必要もあるとみている。
父の背を追ってボクシングに取り組んでいる高校1年の長女・夢月さんは高校でのデビュー戦を完勝したばかり。中学1年の長男・克羽くんとともに次戦が迫っており、子どもたちの練習に合わせて「明日、明後日にはジムに行きます」と早々にトレーニングを再開する予定だ。
