元世界王者・内山高志「会長」ジム初の王者誕生に万感「初めて世界取った時よりうれしい」33歳・栗原慶太が日本王座奪取

プロ加盟後、KODLABジム初の王者となった栗原慶太(左)と内山高志会長
日本タイトルを奪取し、KODLAB初の王者となった栗原慶太(左)とベルトを巻く内山高志会長
プロ加盟後、KODLABジム初の王者となった栗原慶太(左)と内山高志会長
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 「ボクシング・日本バンタム級タイトルマッチ10回戦」(6日、後楽園ホール)

 元東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太(33)=KODLAB=が、王者・梅津奨利(28)=三谷大和=に6回47秒TKO勝ちし、新王者に輝いた。今年2月、元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏(46)が会長を務めるKODLABに移籍。同ジムとしては昨年7月のプロ加盟後、初の王者誕生となり、内山会長は「初めて世界チャンピオンを取った時よりうれしいかもしれない」と声を弾ませた。

 挑戦者の栗原は、序盤から王者の土俵である接近戦に臨み、右アッパーを効果的に当てて主導権を握った。互いに果敢に打ち合ったが、栗原が左右の強打を打ち込み、顔面を赤くした王者のダメージが蓄積しレフェリーが止めた。ジム初の王者となった33歳は跳び上がって喜び、内山会長と抱き合った後、腰にベルトを巻いてもらった。「めちゃめちゃうれしいです。(相手は)気持ちの強い王者だったが、ショートレンジの(相手の)距離で気持ちを持って戦えた。(内山会長には)チャンスをいただけて、恩返ししないといけない」とうなずいた。

 プロ加盟を経て、ジム初の王者を輩出した内山会長は「うれしい。スパーでは接近戦だと厳しいかなというのがあったが、試合本番で実力を出してくれた」と万感の様子。「(現役時代とは)違う喜びですね。もしかしたら初めて世界チャンピオンを取った時より、ちょっとうれしかったかも」と目尻を下げ、それを聞いた栗原も「マジっすか。それはうれしいですね」と笑った。

 古巣・一力ジムの羽田野剛トレーナーも以前と変わらずセコンドに就いたが、内山会長は「栗原担当で呼んでいる。(このコンビで)長くやっていて、変に(栗原の)形が変わっちゃうと(ダメなので)。僕はガートとか打ち分けとか、些細なことだけ」と説明。栗原は「こういう関係性を許してくれる器のデカさがありがたい」と感謝を込めた。

 移籍を経て心機一転、再び世界タイトルを目指すが、内山会長は「伸びしろはまだまだある。30を過ぎてから気付くこともある。そこに期待したい。僕も30中盤から何となくこうした方がいいなというのがわかってきたので」と期待。栗原も「めちゃくちゃ勇気が出る言葉」とさらに発奮し、「もっともっと勉強して、世界を取ります」と誓った。

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