引退決断の天山広吉、国指定の難病で昨年5月手術も足腰にしびれ「痩せたと言われるのはムカつく」8・15両国でラストマッチ

 新日本プロレスの天山広吉(55)が11日、都内で記者会見を開き、8月15日の両国国技館大会を最後に引退することを表明した。腰や膝のけがでリハビリを続けていたが、現役続行が難しいと判断したという。「会社と契約の話し合いの中で、プロレスラーとしてリング上で最低限見せなきゃいけない(ものを)、お客様に高いお金を払ってもらう対価として見せられる自信がなくなったときがあった。このままじゃ難しいのかなという葛藤があり、ここは(進退を)ハッキリさせなきゃいけないなと」。今後は新日本に所属したまま芸能活動などを行う。

 1990年の入門以来、新日本一筋36年の人気者も長年のダメージで満身創痍(そうい)だった。首、腰、膝に慢性的な故障を抱え、昨年4月から1年以上リングから離れているが、同5月には国から難病にも指定されている「黄色靱帯骨化症」と腰椎の手術を受けていた。「ダメージの蓄積で、腰椎の脊柱管狭窄症で、体を動かしたときに腰から足にしびれが出たりという状態が続いた。5月半ばに手術してちょうど1年になるが、回復がなかなか(進まず)、しびれも残っていたり、フラフラしたりとかがあって。だいぶ(状態は)よくはなったが、8月(の引退試合)に向けてあと3カ月、どこまで元に戻せるか。自分的にはもうこれでいくしかない。この身体で最後しっかりいけるところまで治す」と状態を明かした。

 また、YouTubeやSNS等で天山の近影を見たファンから「痩せた?」などと健康不安などを心配する声も少なくないが、「痩せたってよく言われるのはめちゃくちゃムカつくんですよね(笑)。そんなの、痩せても別にいいじゃん。何が悪いの?って。痩せた痩せたって言われて」と率直な心情を吐露した。

 会見に同席した棚橋弘至社長(49)は「僕は逆に太った(笑)。(引退後)短期間で13キロ(増量)ですね」と自虐で相づちを打ったが、天山は「社長はすごいね。体調(コンディショニング)はみんな大変だと思いますけどね」と逆に感心しきり。「まあ自分ももうちょっと増量して、ガンガン飯を食って、社長みたいに。体重的にはちょっと落ちてることは落ちてるんですけど、(引退試合は)リング上に裸でタイツ一丁で出たいので、またしっかり体を鍛え直してやっていく。ぜひ最後の試合を期待してもらいたい」と、ラストマッチに向けて発奮していた。

 ◆天山広吉(てんざん・ひろよし=本名・山本広吉)1971年3月23日、京都市出身。91年1月にデビューし、海外武者修行から凱旋帰国した95年1月にリングネームを本名から「天山」に変更した。「狼軍団」「nWo JAPAN」「TEAM2000」、「CTU」「G・B・H」など歴代のヒールユニットを渡り歩き、蝶野正洋や真壁刀義らと共闘。また、同世代の小島聡、永田裕志、中西学らと「第3世代」として活躍した。2003年にG1初優勝、IWGPヘビー級王座は4度獲得。得意技はモンゴリアンチョップ、TTD、アナコンダバイス、ムーンサルトプレスなど。183センチ、115キロ。

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