中谷潤人「ストーリー見せつけて勝利したい」 中学卒業から単身渡米「人生がぶつかる5月2日に」

 会見を終え、写真撮影に臨む井上尚弥(左)と中谷潤人(撮影・石井剣太郎)
会見する中谷潤人(撮影・石井剣太郎)
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 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月2日、東京ドーム)

 ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(33)=大橋=と、元世界3階級制覇王者でWBA・WBC・WBO同級1位の中谷潤人(28)=M・T=が激突する世紀の一戦へ、30日、都内で公式会見が行われた。全階級を通じた最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」入りしている32勝無敗同士の頂上決戦で、主催する大橋ジムの大橋秀行会長は「2人ともファイトマネーは過去最高額」と明言。両雄は空前のビッグマッチへの決意を語った。

 表情を崩したのは、会見前の一度だけ。こけた頰と鋭い目つきから緊張感を漂わせた中谷は「今まで積み上げてきた僕の人生と、井上尚弥選手が積み上げてきた人生が、ぶつかる5月2日になる」と強い覚悟をにじませた。報道陣から証明したいものを問われると「強さ」とはっきり言った。

 スーパーバンタム級に階級を上げ、2戦目で世紀の一戦を迎える。セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)との前戦は苦戦を強いられて判定勝ちとなったが、今回のコンディション調整は順調。自身初の東京ドーム決戦へ「この場所に立てるボクサーも多くいない。感謝しながらキャンプを積むことができた」と、充実した気持ちで恒例のロサンゼルス合宿を終えることができた。減量も問題なしで「明日の計量へ数百グラム落とすだけ。順調に調整できている」と明かした。

 中学卒業から単身で渡米し、ボクシングに人生を懸けてきた。積み上げたキャリアは32戦。世界3階級制覇、そしてPFP6位の肩書を背負って、“モンスター”に挑む。

 「1人のボクサーが積み上げてきたものをリングで発揮して、どれだけの人の心が動いて感動してくれるかがモチベーション」

 対戦が正式決定した3月の会見以来、初めて井上尚と顔を合わせ「(お互いに)ベストで上がれる感覚を持っている」と警戒しつつ「今までの積み重ねと、大切にしてきた“戦う心”を信念に、ストーリーを見せつけて勝利したい」と力を込めた。4本のベルトを持つ王者とは一度も目を合わせず会場を後にし、戦闘ムードを漂わせた。

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