天龍源一郎、ウルフアロンに感心「金メダル捨てる心意気は大したもん」 “ミスター・プロレス”が太鼓判「あとは場数踏むだけ」
「プロレス・天龍プロジェクト」(1日、新木場1stリング)
“風雲昇り龍”天龍源一郎(75)が取材に応じた。プロレスラーに転向した東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(29)について「よく頑張っているんじゃないですか。普通、柔道の金メダリストは(新天地で簡単に)吹っ切れるものじゃないけど、吹っ切れてやっているところが潔いよね」と言及。「あとは場数を踏んでいくしかないから。それだけですよ」と太鼓判を押した。
五輪、全日本選手権、世界選手権を制し、史上8人目の「柔道3冠」も達成しているウルフは新日本プロレスに入団し、1月4日の東京ドーム大会でデビュー。入場から柔道着を脱ぎ捨て、丸刈り頭に黒のショートタイツという裸一貫のスタイルで出発した。極悪レスラーのEVILに対して真っ向勝負を挑み、パワー・スラムやアングル・スラムなど豪快なプロレス技を繰り出し、最後は逆三角絞めで失神させて勝利。以降も無敗のまま1カ月を完走した。
天龍自身も大相撲を廃業してプロレスに転向し、ジャイアント馬場、アントニオ猪木から日本人で唯一ピンフォールを奪うなど活躍。65歳で引退するまでトップで戦い抜いた“ミスター・プロレス”は「俺は相撲上がりとか、相撲崩れとか言われるのが癪に障るから頑張ってきただけですよ。相撲から来て負けてたまるかっていう(反骨心があった)。ちょっと温度差はあるよね」と時代や境遇の違いを強調。そのうえで「ウルフはプロレスで上達しようというのがあるし、(プロレスが)好きで大成してやろうというのがある。金メダル(の実績)も全部捨ててやるって心意気は大したもんですよ。やれって言われてもなかなかやれないよ。だって、これから金メダリストとして(もっと)楽に生き伸びられる道もあるかもしれないのに、それを全部捨てて、(世間の)風当たりが強いプロレスに転向したわけだから。俺は頑張ってほしいよ」とエールを送った。
天龍は2日には76歳の誕生日を迎え、今年11月にはデビュー50周年を迎える。「(誕生日は)嬉しくもなんともないよ(笑)。でもまあ今まで相撲とプロレスしかない人生で、よく生き抜いてきたなという自負はありますよ」と実感を込め、「今年の目標?宝くじに当たることだよ。8億円当たったら、棺の中で笑って死んでいるよ」と豪快に笑った。





