ミルコ・クロコップ さいたまSA降臨「昔のこと思い出した」注目対決はRENAにエール【RIZIN】
「RIZIN 師走の超強者祭り」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
PRIDE時代から日本で数多くの名勝負を繰り広げたミルコ・クロコップが来場。オープニングセレモニーで紹介を受け、多くの拍手を集めた。
2018年10月以来、7年ぶりの来日だというミルコ。「PRIDEの時代から日本のオープニングセレモニーは素晴らしくてエモーショナル。生のオーケストラが素晴らしかった」と感想を口にした。そして「まず素晴らしいイベントとして、自分がここに立っていたときから10年、団体として“サバイブ”して成功しているのを嬉しく思う。自分の故郷のように思うし、アリーナにお客さんがいっぱいいて、昔のことをたくさん思い出したね」と語った。
その「昔のこと」を質問されたミルコは、RIZINへの謝意を示した上でPRIDE時代を回想した。
「ケビン・ランデルマンを甘く見ていて、予想外の負けを喫しました。あの負けがあってから日本にそのまま残り、(エメリヤーエンコ・)アレキサンダーを試合をすることになりました。暑い東京、自転車で島田レフェリーのジムに行って、体と心を鍛えたことが思い出に残っている。PRIDE無差別級グランプリ(2006年9月10日にヴァンダレイ・シウバ、ジョシュ・バーネットに勝利)も自分の誕生日だったので、忘れられない」と語った。
前日には東京・六本木で前日計量にゲスト参加。鼻をケガしていたが「隣に座ったRENAが、コンシーラでメークアップをしてくれました。きょうは勝ってほしい」と、この日の女子スーパーアトム級タイトルマッチで伊澤星花に挑戦するRENAにエールを向けていた。
現在も朝夜とトレーニングを重ね、自身が指導する若手選手とスパーリングを続けているというミルコ。「チャンスもらえるなら彼らを、自分を育ててくれた日本に連れてきたい」とRIZINに弟子を送り込む夢を明かしていた。
今もレジェンドとして尊敬を集めるミルコ。その偉大な経歴に続くためには「まず誰よりも、対戦相手よりも、トレーニングすることしかない。そして自分の武器を持つことだ。自分は左ストレート、左ハイキック。絶対に仕留められる武器を持たないとサバイブできないと、若いファイターにも教えています」と語っていた。





