井上尚弥は来年5月中谷戦を熱望「今日お互いに勝って、そりゃもう、やりましょうよ、と。会長にも」大橋会長がフェザー転向選択肢示唆も「自分自身はやるつもり」【一問一答】
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(27日、リヤド)
王者井上尚弥(32)=大橋=がWBC同級2位アラン・ピカソ(25)=メキシコ=を判定3-0(120-108、119-109、117-111)で下し、防衛に成功。自身初の2戦連続の判定勝ちとなったが、ジョー・ルイス、フロイド・メイウェザーを抜き歴代単独トップとなる世界戦27連勝を果たした。通算成績を32戦全勝27KOとした。
下馬評では圧倒的な優位とみられていたが、ピカソの粘りに手を焼き、倒すことはできなかった。試合後の会見での井上の一問一答は次の通り。
-「疲れた」というのは
「それも含めて、今日の試合の内容も含め、終わって、ドッと疲れたな…という感想です(笑)」
-初めて2戦連続で12回で判定勝ち。この階級で相手を倒す難しさを感じているか。
「それは正直感じないですね。別に」
-ピカソのディフェンスもあったが、倒しきれなかったという気持ちは。
「正直悔しいですよ。期待に応えられなかったのは。正直、倒したかった気持ちは強いので。ピカソのディフェンスがうまかったというところですね」
-倒せなかった理由。
「倒せなかった理由?うーん。これがボクシングですからね。かみ合う、かみ合わない(がある)。その中で倒すことができるか、できないかは、これから先もあると思うし、その中で倒しきることを自分の中で課題として磨いていきたいなとは思っています」
-来年5月のフェザー級転向の話。大橋会長は「挑戦を受けるより挑戦したい」と。中谷はそれについて「寂しい」と。受け止めは。
「(笑みを浮かべながら)質問、何でしたっけ(笑)。そういった話もありましたけど、今日お互いに勝って、そりゃもう、やりましょうよと。会長にも。自分としてもやる気持ちは十分あります。もちろん自分から呼びかけて。ただ、そういう(フェザー級の)話がさらっと入ってきたので、さらっと(取材で話を)してしまったのが、それでちょっとワーって(話題に)なって、かき乱してしまった。自分自身は来年5月にやるつもりはあります」
-今日の試合内容。
「今日のボクシングと言うより、気持ちですかね。集中力というか。体と一致していなかった。ポイント的には離れていたが、やりたいボクシングと気持ちが一致して亡くて。なぜこういう形になったのかは改めて考え直す必要がある」
-昨日の自身のフェザー級の話が、集中力への影響は。
「そこはあまり関係ないかなと思います」





