復活勝利の武尊、右拳負傷していた「ヒビ入った」引退表明の次戦で完全燃焼へ「過去最高、過去最強の体で」「(ラウンド)無制限でもいい」
K-1元3階級制覇王者の武尊(34)=team VASILEUS=が18日、都内で取材に応じた。16日に有明アリーナで行われた「ONE173」で、デニス・ピューリック(40)=カナダ=に復活の2回KO勝利を挙げた。試合後には次戦で引退する意向を表明したが、「とりあえずストーリーがつながってホッとしている。今回負けていたら(その場で)終わりにするつもりだったので」と振り返り、来年4月29日が有力となったロッタン(28)=タイ=との現役最終戦に向けて「次を考えなくていいので(その試合で)出し切れる。体が壊れてでも勝てばいいと思っているので、全てを出し切るつもりで、過去最高で過去最強の体で、最後の試合必ず勝って終わりたい」と語った。
8カ月ぶりの再起戦で本来のスピードとキレを取り戻し、電光石火のタッシュでKOしたが、代償で右拳を負傷していたことを明かした。1回に右のパンチでダウンを奪った際、親指を痛めていたという。この日は患部にテーピングを施していたが、「(骨に)ヒビが入っていた。よくやるんですけど、指一本で打っちゃって。結構痛くて、2回は我慢しながらやったが、試合中は体を壊してでも倒すという気持ちでやっているので」と苦笑いしながら明かした。
武尊は22年6月の那須川天心との「THE MATCH」で敗れた後、再起して現役続行。23年4月にアジア史上最大の格闘技団体「ONE」と契約した。今年3月には元ONEフライ級ムエタイ世界王者で、ONE参戦の目的だったロッタンと対戦したが、初回1分20秒でKO負けを喫した。
時期は確定していないものの、ロッタンとの雪辱戦が決定的なラストマッチに向けてカウントダウンが始まった。「ここからキツいなという気持ち。試合後はいつもゆっくり過ごすが、もう次のことを考えて、昨日は体の悪いところを全部検査して治療を始めて、一日も早く練習を再開できるように準備している。次は万全の体で打ち合いたい。前回(3月のロッタン戦)は格闘家人生で初めて何もできずに負けたので、これ以上の屈辱はない。次は自分の全力を出し切って絶対に勝って終わる」。
また、ルールについても、通常の3分3ラウンドではなく5ラウンドでもいいと語り、「ロッタン選手となら何ラウンドでも関係なくKO決着になると思うので。何ラウンドでもいい。お互いに倒しにいったら3ラウンドも掛からないと思う。無制限でもいい」と笑いを誘いつつ、完全燃焼を期した。





