井上尚弥、五輪メダリスト撃破に感慨「技術で勝てて自信に」3階級4団体統一クロフォードを参考「試合直前に見て自分に重なった」

 ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=が15日、横浜市の所属ジムで会見を行った。14日に愛知・IGアリーナで行われたタイトルマッチで、WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=を判定3-0で撃破して防衛に成功。衝撃の完封劇から一夜明け、「ひとまず一安心。この試合に懸ける思いは非常に強かったので、作戦通りに勝つことができてホッとしている」と実感を込めた。

 「キャリア最大の強敵」と位置づけた頑強なパワーファイターに対し、序盤からスピードで圧倒しながら、足を使って翻弄。相手を決して危険水域に入れず、逆に強烈なボディーを打ち込んで動きを止めた。16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの実績を持ち、パワー、テクニックを兼ね備えた元アマチュアエリートを技術戦で撃破したことについては「そこは(手応えが)ある」と井上。自身も高校時代は12年ロンドン五輪出場を目指していただけに、「技術の高いトップアマの選手なので、そこに技術で勝ることができたのは一つ、自分にも自信になった。大きな結果を出せた」と感慨を込めた。

 また、試合直前には、テレンス・クロフォード(米国)が、世界スーパーミドル級4団体統一王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)に判定勝ちを収め、史上初の3階級での世界4団体統一を果たした。井上も映像を見ていたといい、「今回、クロフォードの戦い方がすごく参考になった。雑に攻めてくるカネロに対し、最後まで丁寧に戦っているのを(自分の)試合直前に見て、自分の中で少し重なる部分があった。自分がやりたいボクシングをクロフォードがやっていたので、すごくいいイメージになった」と明かした。

 米国の専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じた最強ランキング)で、現在1位が4団体統一世界ヘビー級王者のウシク(ウクライナ)、2位が井上、3位がクロフォードという並びだが、直近の試合結果を踏まえて入れ替わる可能性もある。井上は「ここは難しいですよね。もう、ここまで来たら、1、2、3(位)、どこでもいいですよ」と、ハイレベルな争いに笑うしかなかった。

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