武居由樹 けんかマッチ上等「ぶん殴り合う」 公開練習で絶好調アピール「技術も上がり、メンタルもいい状態」

 「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(14日、IGアリーナ)

 WBO世界バンタム級王者の武居由樹(29)=大橋=が3日、同級1位クリスチャン・メディナ(25)=メキシコ=との3度目の防衛戦に向けて、横浜市の所属ジムで公開練習を行った。WBA&WBC同級1位の那須川天心(27)=帝拳=との将来的な夢の対決も見据える中、「それはいったん置いておく。勝たないと何も始まらない」と目の前の難敵に集中する構えを示し、「殴り合う覚悟。序盤から倒しにいく」と宣言した。

 こんがりと焼けた肌から充実具合がのぞいた。武居は「ここまで完璧な仕上がりで、過去イチ」と、前日の井上尚弥(大橋)のコメントを引用しながら絶好調をアピール。負傷していた右肩も回復し「150%」と、今度は尚弥に挑戦するムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の発言を拝借しつつ、「技術も上がり、メンタルもいい状態」とうなずいた。

 5月には世界戦で自身初のメインを務め、挑戦者ユッタポン・トンデイ(タイ)を衝撃の1回2分7秒TKOで退けた。今回は好戦的なメキシカン相手とあって「ガンガン前に出て詰めてくる。キツい試合になるが、バチッと倒すつもりで臨む。覚悟を決めてぶん殴り合いたい」と、被弾覚悟の鉄拳制裁を予告した。

 また、メディナは天心のスパーリング相手として何度も手を合わせている因縁もある。武居は、その映像を見たことは認めつつ「スパーリングと試合は違う。普通に倒して勝つだけ」とキッパリ。近い将来のドリームマッチを見据え、「落とせない試合。ここをクリアして、自分の未来につなげたい」と力を込めた。

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