粗品、那須川天心の試合見て泣いた秘話告白「感動して泣いてもうた」2月の元世界王者モロニー戦 ボケで“亀田棒”持参も「恥ずかしくて」
ボクシングWBA、WBC世界バンタム級1位の那須川天心(27)=帝拳=が23日、地元の千葉県松戸市で自身が主催するイベント「天心祭」を開催し、盟友であるお笑い芸人「霜降り明星」粗品(32)とトークショーを行った。粗品は2月24日に有明アリーナで行われた天心と元WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(34)=オーストラリア=のノンタイトル10回戦を会場で生観戦したことを明かした上で、「めっちゃ感動して、泣いてもうた」と告白した。
天心に招待されて会場に足を運んだという粗品は、WBA世界バンタム級タイトルマッチの堤聖也(角海老宝石)VS比嘉大吾(志成)の壮絶な打ち合いから胸をつかまれたと述懐。特に天心と元世界王者の激闘は胸を打ち、「ボクシングはハードなスポーツで、リスクもあるやん。目の前で見させてもらって、めっちゃ感動して。命を削って、観客を魅了して、天心戦は泣いてもうた。俺が見てきた中で、モロニーもめっちゃ強かったやん。初めて、天心が倒れてしまうんじゃないかともよぎった。それで頑張れって声も出た」と熱っぽく振り返った。
粗品は当日、試合後に渡す手土産として、亀田三兄弟が練習で使用していたことで有名な“亀田棒”を自作したものとピンポン球をボケで持参していたというが、「めっちゃ感動しすぎて、ふざけたらあかんわと。恥ずかしなってきて、渡せなかった」と秘話を告白。天心も「(本家の)亀田棒はふざけてないから。亀田(家)に失礼」と、ツッコんだ。
熱いエピソードを明かした粗品だったが、同じ世界戦当日の思い出話として「隣がヒカキンやってんけど、態度が悪かった。天心の試合中も携帯触ってたで」と不必要な暴露話を展開し、笑いを誘った。
また、粗品は3月のボクシング年間表彰式で4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=が中谷潤人(27)=M・T=に対し、来春の夢の対戦を呼びかけたやり取りを紹介。「(壇上で)後ろに見切れている天心がめっちゃふてくされているみたいなん、最高やった。あれ、めちゃくちゃ良かった」とイジり、一ファンとして「いつか(井上尚弥を)倒してくれ」と話を振ると、天心も間髪入れず「まあまあ、いつかやるよ!(ボクサーなら)当たり前でしょ」と即答。「まだ階級も違うし、(自分は)チャンピオンでもないので、まだ言っても現実味もないし、夢物語と思う人が多いと思う。だから、時が来れば(やりたい)」と将来的な対戦に意欲を示し、会場から拍手が起こった。




