朝倉海まさかの連敗 RIZIN榊原信行氏も無念「こんなもんじゃない」再起エール「いくらでも取り返せる、兄ちゃんもそうだった」

 RIZINの榊原信行CEO(61)が19日、都内で取材に応じた。日本時間17日に米シカゴで開催されたUFCで2戦目に挑み、痛恨の一本負けで2連敗を喫した元RIZINバンタム級王者・朝倉海(32)について「残念ではある。僕らのRIZIN王者だった朝倉海はこんなもんじゃねえよって風に、本当にダナ・ホワイト(UFCのCEO)以下、米国人に伝えたいんですけど」と、悔しさを押し殺した。

 朝倉海は同級11位で38歳のベテラン、ティム・エリオット(米国)に挑んだ。1回こそ軽快に打撃をヒットさせて主導権を握ったものの、2回は慎重さが目立つ展開になって中盤にテークダウンを奪われると、残り30秒を切ったところでギロチンチョークに屈し、無念のタップとなった。

 榊原氏は「あの試合を見て、もっと楽しんでやりゃあいいのになと(感じた)。色んなものを背負っちゃった感じ(に見えた)。堀口(恭司)とやったときとかの、海の試合がしたくて仕方ない、楽しむぞと言う感じがなかった」と印象を振り返り、「アーチュレッタ戦とかでももっと自分からガンガンいける選手だったのになと。それが出し切れないオクタゴン(金網)の中の特別な空気感があったのかな」と無念さをにじませた。

 RIZINを代表するエースの1人として、世界最高峰のUFCに送り出したが、痛恨の2連敗スタートとなった。「(海は)負けたらRIZINが負けたみたいに思われるとか思わずに、もっと自由にやればいい。いくらでも取り戻せますから、2連敗なんて。兄ちゃん(朝倉未来)がそうですから。こっから、って感じですけどね」とエールを送った。

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