復活2連勝の朝倉未来「最後はベルトを取りたい」大みそか次戦相手にも言及「選択権あるなら平本とやりたい」

 「超RIZIN.4」(27日、さいたまスーパーアリーナ)

 “路上の伝説”朝倉未来(33)=JTT=が前フェザー級王者のクレベル・コイケ(35)=ブラジル=と4年ぶりの再戦に挑み、判定2-1で勝利を飾った。21年6月の対戦では三角絞めで失神し一本負けを喫していたが、今回はスタンドで優位に立ち、寝技でも鉄壁のディフェンスを見せて逆に強烈な肘打ちのパウンドをたたき込むなど優勢に15分間戦い抜いた。雪辱を果たし、「やりました。格闘家は1試合で大きく人生が変わるが、クレベルも僕もこの試合に懸けてきた。とにかく勝てて良かった」と実感を込めた。

 盟友の那須川天心らもリングサイドで見守る中で雪辱に成功し、約4万人規模の会場を熱狂させた。朝倉は「本当にうれしい。4年前は(自身が)YouTubeとかを始めて2年くらいで、格闘技がすごく広まっているときにクレベルに負けて、たくさんの方が悲しい思いをした。そういうDMが来ていたので。今日は勝てて良かった」と感慨を込めた。

 昨年7月には平本蓮に初回KO負けを喫し、一時は引退を表明した。現役復帰を決めた今年5月の東京ドーム大会は、平本のケガでリマッチが流れたが、元フェザー級王者の鈴木千裕(26)を撃破。強敵に2連勝し、完全復活を印象づけた。

 今後の展望も開けるが、リング上では「注射の仮病ニキはどこで何してんですか。お前1回(対戦を待つ)列に並びなおせよ」と平本に言及。会見では「平本とは(名前を)言ってないっすけどね」とおどけつつ、「選択権があるなら(次は)平本とやりたいです。でも、また(相手が)ケガでできないんじゃないですか」と皮肉を込め、「(平本のケガからの)復帰1回目でやったらああだ、こうだ(文句を)言われそうなので(平本が)絶好調の時にやりたい。誰と一番見たいのかは皆さんに聞きたい」と語った。

 次戦は大みそかが濃厚だが、「本当はチャンピオンとやりたい」とも意欲を示した。9月の名古屋大会では現王者シェイドゥラエフ(キルギス)がコレスニック(ロシア)と防衛戦を行うが、朝倉は「(RIZINの)フェザー級のベルトは元々俺のために作られたと思っているし、RIZIN旗揚げから(自分が)参戦して7連勝して、フェザー級は(当時選手層が薄くて)相手がいなかったが、俺が盛り上げてきたと思う。最後はフェザー級のベルトを取りたいと思います」と、具体的な目標を掲げた。

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