寺地拳四朗 12月サウジ浮上に歓迎姿勢「やってみたい」7・30防衛戦後Sフライ級も視野 父の寺地会長「集大成近づいてる」

 ボクシングのWBC・WBA世界フライ級統一王者・寺地拳四朗(33)=BMB=が16日、WBC2位&WBA3位リカルド・サンドバル(26)=米国=との防衛戦(30日、横浜BUNTAI)に向けて、練習拠点を置く東京都練馬区の三迫ジムで公開練習を行った。5月に米ロサンゼルスで合宿を行い、名トレーナーのルディ・エルナンデス氏の指導も受け、特にディフェンス面などを強化。「今回はなるべく(見ている人が)安心するような、ヒヤヒヤしない試合にしたい」と語り、「しっかりKOで勝って、次につながるような試合ができればいい」と意気込んだ。

 3月13日に前WBA王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)との壮絶な統一戦を12回TKOで制し、自身2階級目の王座統一に成功。今後はスーパーフライ級での3階級制覇挑戦も視野に入れているが、父の寺地永会長(61)は「プロデビューから11年目で長くライトフライ級で(世界王座を)防衛し、フライ級に上げて、本人が希望するスーパーフライ級も視野に入れていて、そろそろ集大成が近づいてきたイメージ。今回の試合は快勝してくれたら、上がりやすいかなと。タイミング次第で、いつでもスーパーフライ級でやれるようにやっている」と展望を語り、寺地自身は「タイミングよく(階級を)上げられたらいい。とりあえず、今回の試合をしっかり勝ちたい」と目の前の試合に集中した。

 また、サウジアラビアの「リヤド・シーズン」を手がける総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官が12月の興行で日本対メキシコの対抗戦を組み込み、候補として寺地の名前も挙げていたが、「そういうところで名前が挙がるのはすごくうれしいし、ありがたい。(実感は)ないっすけど。呼んでもらえるならありがたい。(海外での試合経験はないが)やってみたいっていうのはある。呼んでくれたらうれしい」と前向きに受け止めていた。

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