森脇唯人 3-0で判定勝ちも「かっこつけすぎた」反省のプロデビュー星 東京五輪ミドル級代表

 「ボクシング・8回戦」(19日、大田区総合体育館)

 21年東京五輪ミドル級代表の森脇唯人(28)=ワールドスポーツ=がプロデビュー戦として76・2キロ契約の8回戦に臨み、韓国ミドル級王者ベク・ハソ(34)=モンゴル=に3-0で判定勝ちした。試合開始直後いきなり大振りの右フックで沸かせると、ボディー、フックなどを繰り出し、スピードで圧倒。3回には左カウンターでダウンを奪うなど主導権を握ったものの、タフな相手を攻めあぐね、終盤被弾してぐらつく場面もあった。

 プロ初陣で白星デビューを飾ったが、「課題ばかり。好戦的なスタイルを掲げているので、倒しにいき過ぎて、かっこつけすぎた。楽しむことを意識していたが空回りした」と反省しきり。「勝ったのでホッとしているが、世界王者になるのがプロに来た理由でもあるし目標でもある。もっと頑張る」と決意を込めた。

 ◇森脇唯人(もりわき・ゆいと)1996年8月8日、東京都足立区出身。高校からボクシングを始め、法大、自衛隊と進んだ。全日本選手権は5連覇を達成。ミドル級(75キロ)日本代表として出場した21年東京五輪は2回戦敗退。アマチュア戦績は92勝26敗。今年5月にプロA級テストに合格した。右ボクサーファイター。身長188センチ。

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