禊ぎマッチの皇治は引き分け 体重30キロ差元K-1王者の“反則王”との特別戦もダウンせず3R戦い抜く フェラーリ当て逃げ書類送検から贖罪の参戦
「RIZIN男祭り」(4日、東京ドーム)
人気格闘家の皇治(35)が当て逃げ書類送検からの禊マッチで、元K-1王者で“反則王”の異名を持つシナ・カリミアン(37)=イラン=と特別ルールで対戦したが、KOされず、戦い抜き、引き分けとなった
98キロ契約で体重差約30キロという異例マッチ。身長差も約30センチ差、グローブのオンス数の違いがあるとはいえ、圧倒的な体格差に皇治が押し込まれる展開が続いた。倒れないことに定評のある“鋼のエンペラー”だが、実況も思わず「少しは逃げた方がいい」とつぶやくほど苦しい状況が続いた。1回は耐え抜いたが、2回は左のボディで打開をはかるが、強烈な右を被弾。ただ、カリミアンも徐々に疲労が出て決めきれず。3回も押し込まれながらもボディを打ち返し、奮闘。倒れることなく、3ラウンドを戦い抜いた。
ゴングの後はカリミアンと抱き合い、健闘をたたえ合った。
試合後、マイクを持とうとしたが、運営に止められた。
皇治は昨年12月下旬の午前3時半ごろ、東京・世田谷区でフェラーリを運転中に街路樹などにぶつかって大破する事故を起こしたものの、その場から立ち去った疑いがあるとして書類送検された。SNS等で事実を認めて謝罪。5月4日の東京ドームでの祭典に向けて動向に注目が集まったが、昨年7月MMAマッチでの芦澤竜誠戦以来の試合に臨んだ。
本大会はABEMA PPVにて視聴できる。





