溝口勇児氏が暴露系インフルエンサーを告発「悪質な犯罪」内通者送り込み個人情報流出画策「何十億、何百億取れる」語る動画も 相手は活動終了発表
起業家で、格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」のCOOを務める溝口勇児氏が4日、自身のXに動画を投稿。著名人に関する暴露を中心に活動していたエンターテイナー折原を名乗るインフルエンサーについての告発を行い、同日同インフルエンサーも活動を終了することを発表した。
動画の中で溝口氏は「この度、折原氏がとても悪質な犯罪行為を働いたことを証拠とともにこの動画で皆さんにお伝えしたいと思います」と語った。
発端は昨夏のBD大会での来場者との写真撮影を巡り、同インフルエンサーの投稿で盗撮された画像が拡散。溝口氏、大会が反社と関わりがあるかのような投稿がされた。溝口氏は「色んな人に支えられながら、反社の関わりは絶ってきたし、徹底的に抗ってきた自負もあります。そういった中にも関わらず、僕たちがまるで利益供与しているかのような書かれ方をされました」と説明。さらに同インフルエンサーの関係者から自宅、会社、投資している会社、共同経営者への誹謗中傷や嫌がらせがあったという。
そして、同インフルエンサーの犯罪行為に言及。溝口氏の会社に入社してきた「A君」が、エンターテイナー折原氏とずっと一緒にしていた間柄で、折原氏から溝口氏の会社の個人情報を流出させる指示を受けていたことが判明。溝口氏は「折原氏の狙いはその個人情報をXの『エンターテイナー折原』とは違う別の匿名アカウントで意図的に流出させて、それをもとに彼が拡散させ、僕たちの会社やBreakingDownの信用を地に落とそうと考えたんです」と語り、その後、同インフルエンサーがA君に「ガチで取りにいくよ。でっかいこと絶対できるもん」「これだけの企業から取れるんだったら何十億、何百億の話になってくるからね」と語り、情報を催促する様子の映像を公開。「正直いって、A君が折原の内通者みたいな形で僕たちの会社にきて個人情報を持ち出すなんて想像できなかったし、本当にショックだった。同時にこんなのを意図してやられたらほとんどの会社は防げないだろうなと怖くなった」と、明かした。
その後、溝口氏が内通者を通じて直接対面し、証拠を突きつけた動画が公開された。弁護士から「今回の場合だと懲役10年、罰金2000万円が最大で科せられる可能性がある」などと指摘されていた。当初はイラついた態度をみせていたがその後、土下座で謝罪する姿があった。溝口氏は諭すように「お前が暴露をしないで全うに生きてくれるなら矛を収められる」と相手に語り、その後「本件はかなり悪質な犯罪なのですぐに関係各所に足を運んで、処罰、制裁を与えることはできたんですけど、これだけの過ちをおかしてしまう背景ってどんなんだろうって思ったのもあります。折原氏がSNSで過去の人を貶める投稿を含めて、そういったものはすべて削除させたし、今後もそのような行動はしないと宣言させたので、甘いって思われるかもしれませんが、刑事罰には問わないことにしました」と、説明した。
折原氏は同日、手書きの書面を投稿。「本日をもってエンターテイナ-折原としての活動を終了することとしました。エンターテイナー折原では我々なりに思う正義を持って数々の有名人、インフルエンサー、暴露や糾弾、告発を行って参りましたが、我々の活動によって心痛める人がいること、名誉毀損等のSNSに関わる犯罪を助長してしまうこと、我々が助長してしまった人から煽られ我々も犯罪に手を染めてしまった可能性があったことを、この度痛感いたしました。我々の発信によって、大切な心に傷を負ってしまった皆様、大変申し訳ありませんでした。我々が発信したことがきっかけで、日々の業務が多忙な警察官の皆様にも本来必要のなかった業務を増やしてしまいました。沢山のご迷惑をおかけしたと深く反省しております」「また今回、多大なるご迷惑をおかけしたにも関わらず、人として大切なことに気付かせて頂き、改心する機会をも頂いた関係者の皆様には心から謝罪と感謝の気持ちしかありません。我々の活動、発信によりご迷惑をおかけした皆様 嫌な思いをした皆様、心に傷を負ってしまった皆様 警察及び関係各所の皆様、本当に申し訳ありませんでした」と、活動終了の報告と謝罪をつづった。