ボクシング 西田凌佑が5・4大阪で世界タイトル初挑戦

 世界タイトル初挑戦が決まった西田凌佑
 世界初挑戦が決まり亀田興毅ファウンダー(左)と3150(サイコー)ポーズを決める西田凌佑
 世界タイトル初挑戦が決まり意気込みを語る西田凌佑
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 ボクシングのWBOアジアパシフィック・バンタム級王者&IBF世界バンタム級1位の西田凌佑(27)=六島=が、5月4日にエディオンアリーナ大阪第1競技場でIBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に挑戦することが27日、発表された。世界タイトル初挑戦が決まり「日本での開催、しかも大阪で世界戦をやっていただけることに感謝したい。このチャンスをものにして、絶対に世界王者になりたい」と意気込みを示した。

 王者ロドリゲスは2019年5月、当時WBAバンタム級王者だった井上尚弥(大橋)と王座統一戦を行い2回TKO負けを喫しているものの、バンタム級では世界トップクラスの強豪との対戦経験が豊富な実力派。西田も数試合のVTRを見て対策を立てているが、「スピードがあり、プレッシャーも強い。右ストレートと左フックで倒すイメージがあるので、ここは特に警戒している」と分析は怠りない。既にスパーリングを開始しており、4月にはフィリピンからロドリゲスに似たタイプのスパーリングパートナーを呼び寄せるという。

 西田は高校時代にボクシングを始め、近大ボクシング部でも活躍したが、卒業後はいったん大手パンメーカーに就職した。しかし、大学の同期生のプロデビュー戦を見て「まだボクシングで燃え尽きていない」という思いに駆り立てられてプロ入りを決意。19年10月にプロデビューして、8戦全勝(1KO)と実績を積み重ね、世界タイトルに手が届くところまできた。しかも、バンタム級はWBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷潤人(M・T)と日本人王者が並び立つ。西田も当然この2人は意識しているが、「まずはロドリゲスという大きな壁にしっかり勝って、同じ位置に立てるようにしたい」と今後の統一戦へ向けて意欲をのぞかせた。

 なお、この試合は「LUSH BOMU vol.3 feat.3150FIGHT」と銘打たれた興行のメインとして行われる予定。1月にIBF本部で行われたロドリゲス陣営との入札で興行権を落札した元世界3階級王者の亀田興毅ファウンダーによると、Lush Musicのアーティストによるライブなどボクシングと音楽を融合させたイベントになるという。「新しい興行スタイルを見せられると思う。業界に新しい風を起こしていきたい」と同ファウンダーは話した。

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