赤井英和の娘、沙希 父には電話で引退告げる「前の嫁の娘の沙希です」「電話して良かった」
「プロレス・DDT」(12日、両国国技館)
引退試合を行ったDDT・赤井沙希が試合前に、元プロボクサーで、俳優の父・赤井英和氏に電話連絡したことを明かした。
この日は母が観戦に訪れる中、最後の試合は、10年前の同期入団の山下実優に「Skull Kick」を決められ、敗戦で終止符を打った。
幼少期に父の戦う姿を見てきた沙希は「父が試合でケガしたりするのを母は間近で見ていたので。10年間心配させ続けたので、自分の意思でケジメをつけて自分の足で帰ってきましたって報告したいです」と思いを明かした。
その父には2、3日前に電話連絡したことを告白。「最初は誰か分からなかったみたいですけど、『前の嫁の娘の沙希です。10年間プロレスをやって、今週の日曜にリングを降りて引退します』」と勇気を振り絞ったという。父からは「お疲れ様」と言われた。
「自分は電話してよかったと思ってます。この経験で人生で良かったと思います。この思いがなければ人に優しくできなかった。DDTのみんなと出会えなかったかもしれない」と思いを明かした。
デビューの地、両国国技館で、引退セレモニーでは高木三四郎社長から今後も裏方として支えてくれとお願いされた。「両国に立てて本当によかった。DDTはみんな家族」と笑顔で振り返った。



