赤井英和の長男・英五郎V 東日本新人王からさらなる高みへ「父を超え、世界へと目指していきたい」
「ボクシング・東日本新人王・決勝」(3日、後楽園ホール)
12階級で決勝戦が行われ、俳優・赤井英和の長男・英五郎(29)=帝拳=が、ミドル級でマッチョパパ一基(協栄)を3-0の判定で下し優勝を飾った。また、アイドルグループ「Sexy Zone」菊池風磨の弟・音央(ねお・20)は、西畑直哉(竹原慎二&畑山隆則)に判定で惜しくも敗れた。
新人王トーナメント3度目の挑戦でついに栄冠を手にした英五郎は、勝利後に父・英和と対面を果たすとガッツポーズで喜びを分かち合った。「父に応援してもらって、パワーを引き出してもらいました。感謝しています」。母・佳子さんも観戦に訪れ、両親に感謝の思いを伝えた。
マッチョパパ一基とは昨年7月以来の対戦。当時プロデビュー戦だった相手にTKO勝利したが、格段に強くなっていた。それでも、2回以降は確実にワンツーを当ててポイントを奪った。闘志を前面に出す戦いぶりで敢闘賞を受賞。「うまくなったマッチョさんに勝てて、自分もレベルを上げられたと思う」と胸を張った。
父は「成長はしていると思う。パワーもついている」と評価。次は父が80年度に獲得した全日本新人王決勝が待つ。英五郎は「父を超えたい。東洋太平洋、世界へと目指していきたい。最高の自分を作り上げたい」とさらなる高みを見据えた。