天心に敗戦のグスマン 右目を腫らし「特にアッパーで痛めつけられた」「立ち回りが激しくスピーディ」

 那須川天心(25)=帝拳=と18日に8回戦で対戦したルイス・グスマン(27)=メキシコ=が19日、都内で代表取材に応じ、相手のスピードに脱帽した。敗戦から一夜明け、初めての日本での試合を振り返り「もちろん戻ってきたい。今回はコンディションは整えていましたが短い準備期間でした。次回は準備も整えて100%の自分を見せたいと思います」と話した。

 メキシコバンタム級王者は前夜、1回にいきなり天心の左カウンターを浴びダウン。7回にも右フックでダウンを喫し、判定0-3で完敗した。「試合が終わってみて体調はいいです。那須川選手は今まで戦ったことがない相手で、立ち回りが激しく、スピーディーで、最後まで解読できず、とても苦労しました」と那須川を称えた。

 右目をやや腫らした表情で、那須川の攻撃を受けダメージは受けた。「特にアッパーで痛めつけられたので、それで腫れました」と明かした。

 試合前にはキャリアの差で圧倒すると公言したが、いざ試合では相手の軽快な動きで決定打を浴びせることができなかった。「過去の相手であればフィジカルや激しさでくる選手が多かったですが、那須川はクレバーで、テクニックもあり、ボクサーとして新人ですが、すばらしい素質があると思いました」と素直な思いを明かしていた。

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