「ＲＩＺＩＮ．４２」（５月６日、有明アリーナ）

　三浦孝太が２１日、ＹＡ－ＭＡＮ戦を前に、都内のフットサル場で練習を公開した。

　一般的なミット打ちを終えるとボールを用意し、フットサルゴールへの強烈なシュートも披露。「毎回普通のミットだったら、ちょっと面白くないかなと思ったので」とさわやかに語った孝太。「パフォーマンス的にやらせていただきました」と振り返った。

　父のカズにも通じる「サッカーボールキック」の予告のようにも見えるが、「お客さんも盛り上がるし、自分もやりたいんですけど」としつつ、「そこに持って行くまでが一番大変なので。チャンスがあれば、盛り上がるフィニッシュをしたいな（という）ぐらいです」と控えめに語った。

　対戦相手のＹＡ－ＭＡＮはキックボクシング・ＲＩＳＥの主力選手で、昨年はＴＨＥ　ＭＡＴＣＨで芦澤竜誠を撃破し、白鳥大珠との激闘も話題を呼んだ。「打撃はトップクラス」と、ＲＩＺＩＮ３戦目で本来なら自分が当たれる立場にないことは承知の上で、「強い選手に立ち向かっていくというのが今回のテーマです」とした。

　ポルトガルでプレーする父親のカズとは、電話でしか会話できておらず、ＹＡ－ＭＡＮについても「正直、（どういう相手か）分かっていない」と詳しいことは知らないという。ただ、「絶対最後まで気を緩めずに、やれることを一生懸命やろう」という言葉は与えられていると明かした。

　また、５月６日の大会では、昨年夏にエキシビションで拳を合わせて以来、親交が続いているブアカーオ・バンチャメークが安保瑠輝也と対戦する。ムエタイのレジェンドは孝太にとって「タイのお父さん」とも呼べる存在だといい、「２人で必ず勝ちたい」と誓い合っているという。