「ボクシング・ＩＢＦ世界ミニマム級暫定王座決定戦」（１６日、代々木第二体育館）

　ボクシング「３１５０ＦＩＧＨＴ」の亀田興毅プロデューサー（３６）が４日、都内のワタナベジムで会見し、４月１６日のＷＢＣ世界ミニマム級王座戦で重岡優大（２５）＝ワタナベ＝が挑戦予定だった王者パンヤ・プラダブスリ（タイ）がインフルエンザ感染のため、世界戦中止を発表。弟の重岡銀次朗（２３）＝ワタナベ＝は同日に行われるＩＢＦ世界ミニマム級暫定王座決定戦に向けて練習を公開した。

　前王者のレネ・マーク・クアルト（フィリピン）と戦うが、試合映像を確認し「次の相手は気持ちが強そう。変なことはしてこない選手なので万全の状態で試合に臨める」と腕を鳴らした。

　兄弟ダブル世界戦となるはずが、兄優大は相手の急病により暗転し「マジで気の毒」。銀次朗も１月の世界戦で同級王者ダニエル・バラダレス（メキシコ）がバッティングによる負傷で無効試合になり、その後も左鼓膜負傷を理由に再戦がかなわなかっただけに「ミニマム級にはビビりの偽物王者が２人いる。僕ら２人がそれを倒して、強い者が勝つ世界にしたい」と怒りの鉄拳に燃えた。