流血騒動の“会津のケンカ屋”久保田が丸刈り謝罪「永遠に姿消す」BD引退表明も負傷相手が慰留

 頭を丸めてリングに登場した久保田覚(撮影・伊藤笙子)
 リングに登場した(左から)アドリブまさお、YUGO、久保田覚(撮影・伊藤笙子)
 前日の会見での行動を謝罪する久保田覚(撮影・伊藤笙子)
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 「BreakingDown6」(3日、都内某所)

 総合格闘家の朝倉未来がプロデューサーを務める1分1ラウンドで争う格闘技イベントの前日会見で流血騒動を起こした“会津のケンカ屋”と呼ばれる久保田覚が丸刈り姿で来場し、リング上で謝罪した。

 同イベントでは会見でも乱闘騒動に発展することが多いが、今回の前日会見では久保田が対戦相手のユーチューバー・アドリブまさおをパイプ椅子で殴打。この一撃でまさおは左目下を切って大量出血した。付近にいた女性出場者が思わず悲鳴を発する中、まさおは治療のため退場し、欠場となった。

 久保田は「記者会見の行動、パフォーマンスとはいえ度が超えた行動でした。一歩間違えれば大会の中止もあった。そして、自分1人の行動でブレイキングダウンという大会や格闘技業界、選手の皆様の評価を下げてしまった。本当にすいませんでした。色々考えて、これで済まされるとはまったく思ってないし、少しでも伝えたくて、頭を丸めてきた」と、語り、「自分1人のせいで、イメージを悪くしてしまった。勘違いしてほしくないんですが、これは自分1人の話。ブレイキングダウンという場所から、ずっと永遠に姿を消したいと思いました。それがケジメだと思う」と、ブレイキングダウンからの引退を表明した。

 ただ、まさおは「僕は覚さんに退くとか言ってほしくなくて。僕はクズ人間。出していただいたことに感謝しかない。これは僕のわがままですけど、試合させていただけたらありがたい」と、慰留。代表兼総合プロデューサーのYUGO氏は「運営のルール設計ミス。申し訳ありませんでした」と、謝罪し「僕らとしては1度ミスを犯したからとって、僕らも完璧ではないですし、僕らとしては彼らの意思を尊重して、なにかどこかのタイミングで試合を決定できるように、前向きに検討していけたらと思います」と、語った。

 朝倉も「なんだかんだ言っても運営側の責任の甘さが招いたこと。格闘技でがんばっている選手たちが非常にお怒りだと思うので、そこに対して僕も謝罪したいと思います」と述べ、「ブレイキングダウンは失敗した人に手を差しのべる大会だと思うので、久保田君はああいってますけど、まさおさんが男気をみせてくれているので、僕らとしては今回のことを反省してやり直してもらいたい気持ちです」と、語った。

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