RIZIN・カズ次男の孝太 父と同日の試合に勝って〝カズダンス競演〟見せる!

 会見後にポーズを決める三浦孝太(撮影・出月俊成)
 会見で意気込みを語る三浦孝太(撮影・出月俊成)
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 「超RIZIN/RIZIN.38」(25日、さいたまスーパーリーナ)

 出場選手インタビューが23日、都内で行われ、ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(22)=タイ=と対戦する元サッカー日本代表のカズこと三浦知良の次男、孝太(22)=BRAVE=が意気込みを語った。

 今回がデビュー2戦目だが、首の負傷と新型コロナウイルス感染で2度中止となっていた孝太。8月にはタイでムエタイのレジェンド、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)とエキシビションマッチを行って3回TKO負けしているが、現地では女性ファンを中心に高い知名度があり、大きな声援を受けていた。

 まずは「ここから試合が終わるまで欠場することがないように気をつけたい」と3度目の中止がないよう気を引き締めた孝太。ムエタイとボクシングを経験し、今回がMMAデビュー戦である相手の印象について「打撃がそこそこキャリアがあって強いと思うので、打撃だけ気をつけて。MMAの組みだったりで打撃も変わった展開になると思うので、スタンドだけ警戒している」と話したが、展開の想定については「作戦がばれちゃうので」と明かさなかった。

 課題については「普通に勝ちに行く、ただ試合をするという考え方だと、今の自分の実力でこういう舞台に立たせてもらっているのは合わない。日本で一番大きな舞台に立てるというのが頭にあるので、やりたいプラン、見せたいものを全て見せる。少しでも面白い試合を届けて勝ちたいという、プロ意識を持ちながら挑むのを意識している」と説明。「(中止になった)2試合、お金を払って見に来てくれた人もいっぱいいたと思うので、そういう方にも2試合分の試合を届けないといけないのがあるので、まずはしっかり勝つ、勝ち方もこだわりたい」と、プロとして〝魅せて勝つ〟ことに意欲を示した。

 コロナ感染で中止となった時には「精神的にはだいぶ落ちてしまった」と言うほどのショックを受けた。だが、「家族、友達、宮田さん(所属ジムの宮田和幸代表)、ジムの人がマイナスなことじゃなくてプラスなことを言ってくれて、そこで折れてる場合じゃないというか、次に向けて精いっぱい努力するしかないと思えた」と周囲の支えで立ち直った。中でも父から「コロナによって夢だったり、努力をつぶされた人が、オリンピックとかでもいっぱいいた。その中で止まっているんじゃなくてみんな動いている。そういう人の励みになるためにも、若い選手としてやっていくしかない」と言われたことが心に残っているという。

 また、「家族もSNSは見なくていい。何かあったら責任取るからぐらいのことを言ってくれて、いつまでも甘えててはいけない」と感じ、「こういう人になりたいと、心の底からリスペクトを持てた」と語った。試合のある25日は父の所属チーム・JFL鈴鹿も試合があり、「同じポーズを同じ日に決めたい」と、父のパフォーマンスであるカズダンスを同日に親子競演することに意欲を見せた。

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