志田光が鈴季すずを撃破して7年半ぶりレジーナ戴冠!米国での防衛戦を約束!

 「プロレス・WAVE」(14日、新宿FACE)

 WAVEの旗揚げ15周年興行2連戦(13、14日=5大会)のオーラス決戦は、米AEWの“世界のスーパースター”志田光(34)が鈴季すず(19=プロミネンス)のレジーナ王座に挑戦。タイトルがかかった初一騎打ちは、最年少で波女を襲名した王者のすずが得意のジャーマンをさく裂させるなど奮闘。しかし終盤は志田がビーナスシュートからファルコンアローで攻め、最後はKATANA(回転ヒザ蹴り)に続く魂のスリーカウントを重爆してフォール勝ち。すずは28日天下で軍門に下り、志田が7年6カ月ぶり第19代王者に返り咲いた。

 志田は14年3月にアイスリボンを退団。同7月に第6代波女を襲名すると、同8月のWAVE旗揚げ7周年大会(新宿FACE)で桜花由美を破って第2代レジーナ王座を獲得。15年2月に浜田文子に王座を明け渡すまでフリーランスの足固めとして4度の防衛を果たしている。すずの足跡は8年前の志田とそっくりで、この日の対決は“分身”との戦いでもあった。

 志田は「このベルトは2回目。前回は何もできていなかった。今回は私にしかできないことをやる。米国で防衛戦をやります。11月6日の後楽園ホールに帰ってくるときは、このベルトが世界基準になって戻ってきます」と、大見得を切った。

 志田は昨年5月、1年間キープしたAEW女子王座から転落した。今回は1年3カ月ぶりの戴冠劇で、AEWでもレジーナ王座を武器に新たな戦いに挑む。新女王として「大きな舞台で防衛して、日本の女子プロレスの素晴らしさ、強さを世界にアピールしていきたい」と、野望を口にした。

 セミでは“プロミネンスの大将”世羅りさが、宮崎有妃とデスマッチ・ルールで対決。画びょう1000個がばらまかれたマットでの死闘は、世羅が宮崎にラダー、イスなどをテンコ盛りにしたところに急降下ダブルニードロップを浴びせて決着をつけた。

 WAVEタッグ選手権は、SAKI&清水ひかりの王者組が旧姓・広田さくら&アイガーの挑戦を受けて初防衛戦。初日に宮崎有妃&ハイビスカスみぃを破って6カ月ぶり王座に返り咲いたSAKI組は、勢いのまま挑戦者組をかく乱。SAKIが広田にランニングブレーンバスターからカワイルドニードロップを見舞って3カウント。SAKIは11日のPURE-J大会(後楽園)でライディーン鋼とデイリースポーツ女子タッグ王座も獲得しており、タッグ2冠王の実力を見せつけた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス