「ＯＺアカデミー・プロレス」（１３日、新宿ＦＡＣＥ）

　右変形性膝関節症悪化で人工膝関節置換手術を行ったアジャコング（５１）が、ＯＺアカデミーの４・３後楽園ホール大会で６カ月ぶり復帰することが決まった。

　アジャは昨年１０月１０日、ディアナの後楽園ホール大会出場後、同１３日に手術。同２７日に退院後はリハビリに励んでいた。この日は松本浩代ら獣友メンバーに迎えられ、リング上から再起を宣言した。復帰舞台は優宇、倉垣翼と巨漢トリオを結成して加藤園子、駿河メイ、花園桃子のチビ編隊と第１試合で対戦する。

　右膝はチタン合金で強化されたそうで「硬くて凶器ですよ」と、変身復活を予告。昨年は新型コロナウイルス禍のためデビュー３５周年興行も延期したが「今年は落ち着いたところでやりたい」と、１年遅れの周年祭開催にも意欲。東京女子の３・１９両国国技館大会では動画配信サービスのゲスト解説を務めるが「復帰したら東京女子にもやりたい選手がいる。楽しみです」と、意欲を見せた。

　４・３後楽園大会はＯＺ無差別級王者の雪妃魔矢にＡＫＩＮＯが挑戦。ＯＺタッグ王者の松本、山下りな組は尾崎魔弓、安納サオリ組とＶ２防衛戦を行う。また３ＷＡＹ王座も新設され、米山香織、桜花由美、マスクド・ハナハナがＯＺパイオニア３ＷＡＹ選手権初代王座決定戦を争うことが発表された。

　この日のメインはシングル＆タッグ王座の前哨戦が行われ、雪妃、尾崎、安納の正危軍と松本、ＡＫＩＮＯ、倉垣組が大乱戦。ＡＫＩＮＯを標的にした正危軍はムチ、パイプイスで流血リンチ。最後は尾崎が１７２％スクールボーイを決めて３カウントを奪った。ＡＫＩＮＯは「１００倍にして返す」と、７年ぶり３度目の戴冠へ報復を誓った。雪妃は「もっとひどい目にあいますよ」と、Ｖ２防衛に自信を見せた。尾崎も「当然の結果。正危軍で全３タイトルを独占する」と豪語した。