LeonがV5防衛!AWGの谷ももPURE-J入団

 「プロレス・PURE-J」(26日、後楽園ホール)

 女子プロレス団体「PURE-J」の年内最終戦は、PURE-J無差別級王者のLeon(41)がチェリー(47)=フリー=の挑戦を退けて5度目の防衛に成功した。コマンド・ボリショイ社長は、この日の大会に参加したアクトレスガールズ(AWG)の谷もも選手(30)が来年1月に入団すると発表。旗揚げ5周年を迎える来年は、8人目のPURE-J戦士が誕生する。

 メインのタイトル決闘は、Leonとチェリーがともにベテランの味を発揮した。コミカルなプロレスが持ち味のチェリーだが、この日は正統派ファイトで立ち向かった。Leonも真っ向から受けて立ち、ポスト最上段からのダイナミックな技の競演で火花。関節技も交えてスープレックスを応酬し合った18分3秒の攻防戦は、キャプチュードバスターからエアレイドクラッシュを決めた王者に凱歌が上がった。

 今年は3・20板橋大会で米山香織に敗れて王座から転落。試合中に右眼窩内壁骨折と鼻骨骨折のアクシデントに見舞われ、欠場を余儀なくされた。しかし6月に復帰すると、7・22板橋大会でライディーン鋼を倒し、3度目の戴冠劇をやってのけた。王者としての越年を決めると「絶対王者を目指す。谷選手の入団も大きい。来年は新人も増やしてPURE-J内の戦いをもっとすごいものにしたい」と、飛躍を誓った。

 リング上から谷の入団を発表したボリショイ社長は「坂口敬二代表と話し合いました。円満移籍です。新戦力として期待しています」と話した。アクトレスガールズは12・18横浜大会を最後にプロレス活動に終止符を打っており、他団体への移籍に問題はない。3対3マッチで奮闘した谷は「プロレスと並行して女優業も続けます。ボリショイさんにも了承してもらいました。がんばります」と、新天地に意欲を見せた。

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