「ＲＩＺＩＮ．３３」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　追加対戦カードが１７日に発表され、元サッカー日本代表のカズこと三浦知良の次男でＭＭＡデビューする三浦孝太（１９）＝ＢＲＡＶＥ＝は同じくＭＭＡデビュー戦のＹＵＳＨＩ（３３）＝Ｐｏｔｅｎｃｉａｌ　ＧＹＭ＝とＭＭＡチャレンジルール３分３回で対戦することが明らかになった。

　９月の大会でＭＭＡデビューすることを発表した三浦。サッカーをプレーしていたが、数年前から格闘技を学び始め、現在は元総合格闘家の宮田和幸氏が主催するＢＲＡＶＥジムで練習を重ねている。当初はブラジル人選手との対戦が予定されていたが、政府が外国人の新規入国を原則禁止したことにより、変更となった。

　ＹＵＳＨＩは元ホストで、ホストが争う地下格闘技大会で７勝１敗の好成績を残し、さらにはボディービルにも進出。しばらく格闘技から離れていたが、現在はＭＭＡの練習を重ね、跳びヒザ蹴りを得意とする。

　三浦は、当初の相手が来日できなかったものの、関係者とＹＵＳＨＩのおかげで試合が成立したことに感謝し、「コアなファン、一般の人に楽しんでもらえるような試合をしたいです」と初々しくコメントした。自身の魅力をどう見せたいか、という点については「入場もそれなりに自分で考えていますし、もちろん試合内容に関して一番、考えているので、しっかり積み上げてきた練習とか、いろんなところでお世話になってきた、格闘技のトレーニングを全部見せて。そうすれば、自然と何か魅力的なことは見せられるんじゃないかなと思っています」と落ち着いた回答。「なので、自分から意識してやることっていうのは、本当に入場とかフィニッシュとかは意識したいなと思いますけど、それ以外のことはかっこよさよりも試合に勝つこと、しっかりフィニッシュすることを意識してやりたいなと思っています」と試合そのものにフォーカスしていると語った。

　対するＹＵＳＨＩは「すべての面でカッコイイ姿を見せたい。ボクにはボクしか見せられない役割がある。１回も試合したことないのに大舞台に出ることに、否定的なコメントする人も多いと思うんですけど、カッコイイ姿を見せたい」と意気込みを示した。