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西島洋介が引退試合「これで悔いがないです」ヘビー級世界王者の夢、後継者但馬に託す

 1回、但馬ミツロにパンチを決める西島洋介(撮影・飯室逸平)
 1回、但馬ミツロのパンチを食らう西島洋介(撮影・飯室逸平)
 2回、但馬ミツロのパンチを受ける西島洋介、この後TKOとなった(撮影・飯室逸平)
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 「3150ファイトvol.1」(16日、メルパルクホール大阪)

 ボクシング元東洋太平洋クルーザー級王者で「西島洋介山」のリングネームでも活躍した西島洋介(48)が、“引退試合”に臨んだ。JBC管轄外のスペシャルマッチで但馬ミツロ(27)=3150ジム=と対戦。拳を交えて、自身が果たせなかったヘビー級世界王者の夢を託した。

 両者は3分4回、12オンスのグローブで対戦した。1回、序盤は西島は、受ける但馬に対して連打からボディーを打ち込む展開。中盤から但馬のスピード、キレのあるパンチを浴びた。終盤には連打を浴びてコーナーに追い詰められた。

 2回、2分10秒、ロープ際で容赦ない連打を浴びてスタンディングダウンを奪われた。さらに猛攻を浴びて、残り19秒でレフェリーが試合を止めた。西島の最後の戦いは終わった。

 試合後のリング上で二人は熱い抱擁を交わした。

 但馬は「西島さん、ありがとうございました。僕が格闘技に熱中していた中学時代、高校時代、テレビで見ていました。変に抜くことなく、思い切りパフォーマンスさせていただきました」とリスペクトする思いを口にした。

 西島は「但馬選手、お集まりのみなさん、きょうはありがとうございました。これで悔いがないです。ずっといつ辞めようと思っていて、辞める機会がなくて、カムバックしてプロレスとかやって。体もあれですし。但馬選手のパンチ、すごくて。もう終わりだなと思いました」とヘビー級世界王者の夢を託して、最後の戦いを終えた。

 場内に10カウントゴングが響いた。

 西島は高校卒業直後の1992年、日本初のヘビー級世界王者を目指してボクシングデビュー。1996年に東洋太平洋クルーザー級王者を獲得した。だが、1997年に米国で日本ボクシングコミッション(JBC)未公認団体のタイトル戦に出場。翌年も海外で試合を行ったことでライセンス無期限停止処分を受けていた。

 2003年を最後にボクシングを引退。その後は2005年PRIDE、さらに2007年K-1のリングにも立った。「最後にどうしてもボクシングで終わりたいとずっと思っていました。その時に亀田会長からオファーをいただいて」とこの日の“引退試合”に備えてきた。

 但馬はアマチュアで全日本選手権2連覇などの実績を誇る実力派。西島は「ミツロ選手に日本初の世界ヘビー級王者になってほしい。その思いが伝わるような試合をできれば」と話していた。

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