井上尚弥「リードパンチで倒す、実力差見せて勝つ」12・14防衛戦 4団体統一足がかり

 ボクシングのWBA世界バンタム級スーパー、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(28)=大橋=が18日、都内及びオンラインで会見。12月14日に両国国技館で行うIBF6位、WBA8位アラン・ディパエン(30)=タイ=との防衛戦に向けて決意表明した。

 「リードパンチで倒す、それだけの実力差を見せて勝たないといけない。期待を超える勝ち方を目指して最高のパフォーマンスが出せるコンディションができるように頑張るので期待してほしい」と胸を張った。

 ここまで21戦21勝(18KO)無敗の井上にとって、19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝以来、2年1カ月ぶりの国内防衛戦となる。相手は14戦12勝11KOという強打の持ち主。

 「この試合の意味と言いますか、4団体統一を目指す中で、大橋会長に試合の感覚をつかむためにこの時期にお願いしますと頼んで、来年の春にある統一戦に向けて最高のパフォーマンスを出したい」と意気込みを語った。

 試合は「ひかりTV」「ABEMA」により、ペイパービューで生中継される。「アメリカでは主流のコンテンツでありますけど日本でのPPVは初めてでなじみがないものかと思われますけど、時代もボクシングを観るのはPPVと変わっていく流れだと思うので第一発目、成功させたい思いです」と語った。

 試合は井上も関わった演出の関係で会場を白く染める予定。観客にも異例となる白のドレスコードが求められる。井上は「白に染めるというのも自分もいいなと思いましたし、統一感を出して2年ぶりの日本での試合を応援してほしい」とお願いした。

 井上は2002年に4団体統一を目指す。現在、WBCはノニト・ドネア(38)=フィリピン、WBOはジョンシリール・カシメロ(32)=フィリピン=がそれぞれ王座を保持。ともに12月11日に防衛戦を行うことが発表されている。

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